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プロフィール
コメント数 348
性別 女性
自己紹介 ・レビュアー名と共に性別が表示されたらいいのになぁと思う今日この頃。ここで評価の高かった「恋するトマト」「アフロ田中」「50/50」などを見て、男女の感覚の差を実感
・昔は映画館派でしたが、今は好む作風の変化もあり、家でまったりと鑑賞派(DVDやCS等)
・ここ10年程で大作よりミニシアター系が好きになり、邦画も見るように。数年前まではホラーも見ていましたが、今は絶対に無理…アクションも苦手気味。…が、出演者目当てで苦手なジャンルを見ることも(ホラー以外)
・登録初期はこまめに感想を登録していましたが、徐々に鑑賞後に感想を登録しない場合が増え…ユルくでもいいのでとりあえず感想を書こうかな、と(備忘録代わり)…できるだけ
・2013年8月に「今までに映画を何万本も観てきた」という先生との出会いがあり、映画熱が再燃(その後再び冷めましたが(笑
・1日2,3本見たり、月に1本しか見なかったり…とブームが来ている時と来ていない時の差が極端ですが、映画が好きなのは不変
・“見た人の数だけ解釈がある”のが映画の最大の魅力だと感じます

映画選びに役立っているので、レビュアーさん&管理人さんに感謝です。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ふがいない僕は空を見た 《ネタバレ》 ただの、ポルノ風邦画かと思いきや、全く違う。 原作の力かもしれないが、人物描写の妙に、唸らされた。 あんずの、不安定さ、短大の頃から不特定多数とSEXしていたことが窺える描写。 姑の、孫を持つ友人を羨む気持ちからくる、土手での会話。 ナチュラル志向の女性が、助産師に向き合って語る場面。 団地に暮らす福田が、主人公母のお弁当を捨てる光景。 店長の前では子供が苦手と言いながら、子供たちに対しては優しく接する田岡。(彼の性癖が明らかになった後で思い返せば、伏線だったのかもしれない) 様々な、リアリティのある描写が印象的。あんず以外にリアリティのある人物描写をされているキャラ(姑・ナチュラル女性・福田・田岡)が、後に物語に深く関わってくるのも、キャラ描写の必然性と物語が結びついていて、納得できる。 主張としては、「産み方なんて関係ない」というものが心に響いた。 どのような妊娠方法で子供を持っても母であるし、どのような出産方法で出産しても母であることには変わりない。 作品中では、あんずは体外受精・人工授精・代理母など様々な方法を使って、母になろうとしている。ナチュラル志向の女性は、病院ではなく「自然に」産みたいというが、帝王切開で産まれても母であることに変わりない。 妊娠方法や出産方法にとらわれなくてもよい、というのが作品のメッセージの一つだと感じた。[CS・衛星(邦画)] 9点(2014-12-01 23:37:56)《改行有》

2.  映画 鈴木先生 テレビドラマ時から好きな作品であり、感想をメモしていたのでそれを元に投稿。 メモ故に断片的な感想になっているかもしれないが、悪しからず。 劇中で主張される、「闇雲に投票率を上げればいいのではない」という考えに賛成。 現代日本でも、選挙の投票率を上げる為に“ネット投票”などが議論されているが、リテラシーの無い層が簡単に投票できるようになるシステムには反対である。ただの人気投票になる恐れがある為。 「厳しく取り締まればいいというものではない」というのも同意。 いい子・教師が扱いやすい子が社会で上手くいかないのは仕方ないのではないか…そういう子達には“面白味”がないから。 かといって社会は、個性がありすぎる、集団から逸脱した子も受け入れない。 今の日本社会が受け入れる人間像が狭すぎるのではないか?とは常々感じている。 教師など上の立場の人間の言うままに動くだけではなく、ある程度の個性は持ちつつも、かといって職場の上司に反抗するほどの個性は要らない…今の日本社会はそういった窮屈な状態にあると感じる。 一定数、社会に受け入れられない(こぼれ落ちてしまう)人間が生まれるのは仕方ないのかもしれない。特に男性は、IQの分布図からもわかるように出来る人と出来ない人の差が激しいので(女性は平均に集中しており、男性の半数は女性平均より低い。しかし天才的な人間は女性より男性に多い)一定数の、学校に適応出来ない人たちが存在するのは仕方ないのでは。 そういう人間をどう活用するのかが大事なのだと思う。昔はそういう人はブルーカラーの仕事に就き、それなりの生活を送れていたが、今は不況でブルーカラーの待遇も変わり、そういう人たちの「行き場」が無くなっていると感じる。 (昔はヤンキー→ブルーカラーと進んだ人たちが今はひきこもりやニートになっているという説も) 日本社会が、女性や障害者といったマイノリティに厳しいのは周知の事実だが、そういった、社会(初期段階では学校)に適応できない子達もマイノリティであり、居場所がないから引きこもるのではないか。 最後に、エンドロールにおいて、あくまでも主役は生徒なんだなーと実感した。 鈴木先生は骨太な学園ドラマであり、社会派ドラマであると感じている。「映画ではなくドラマの延長だ」という批判があるのはわかるが、そういった前評判にとらわれずに内容を吟味して欲しい。[DVD(邦画)] 9点(2013-10-06 19:48:56)《改行有》

3.  リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 岩井俊二作品に漂う空気感は健在で気持ちよいが、少し長いのがネック。 必然性のある長さならいいのだけれども…少なくとも物語としては3時間も必要ない。  まぁ、この人の空気を表現しようとしたら長くなるのは仕方がないか。 当て書きだと思われるキャスト・脚本の一致が良かった。 ぼーっとしていて世間知らずで主体性のない主人公に黒木華。 心が壊れているのか、人の痛みより自らの利益を優先してそれに罪悪感を感じない男に綾野剛。 恵まれない家庭で育ち、自分を大事にすることができない女性にcocco…と、キャストのイメージに近い役柄。 雰囲気を味わう作品であって、物語として大きなテーマはない(ように感じる)が、私が感じたのは 「みんな自分の価値観でしか物事を見ていないんだなー」ということ。 自分に不利になるようなことをした相手だと知らないまま、主人公が綾野剛演じる男に感謝を表現するシーンが 印象的だった。 劇場ならまだしも、DVDで3時間集中するのは難しいので、劇場で見たかったなーと思う。(そもそも公開されていない地域[DVD(邦画)] 8点(2016-12-29 15:28:37)《改行有》

4.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 公開3日目に見たが、今更覚え書き。 以前の作品から一貫して映像美は、素晴らしい。今作を一言で言うならずるい作品。 ・難しいシーンは描いていない(ヒロインが父親と対峙する場面や、お風呂など瀧がヒロインの体に興味を持つ場面は無し ・入れ替わりは設定として許容できても、なぜ「逢魔が時」になると時間軸が違う2人が出会うことができるのか、説明が弱い 良くも悪くも万人向けの「いいとこどり」な作品。ただ、自主映画出身の監督がここまでヒットを飛ばせるという可能性を 見せてくれたのは、いいことだと思う。 昔から監督のファンをしていた身としては少し寂しいが、また以前のようなクセのある作品を作れる機会(資金と知名度)を得られたのなら、この作品のヒットにも意味があると感じる(笑)[映画館(邦画)] 8点(2016-10-08 07:52:21)《改行有》

5.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 表面上は日本賛美な映画。自衛隊や政府機関が協力しているから、仕方ないといえる。 しかし、少しでも考える頭のある人なら、その奥に、徹底した文書主義の非効率さやそれ故に有事の際の対応が 後手に回ること、戦後70年以上経っても日本は事実上アメリカの属国だという現実、自衛隊はいつでも戦闘ができる体勢にあるという怖さ、日米安保の欺瞞などの様々な問題提起を感じ取ることができるであろう。 後半の総力戦はとってつけた美談であり、現実はあのような状況になった場合、日本はアメリカ主導の国連の要求を呑み 核を落とされるであろう、そういった今の日本の立場の危うさと外交手腕の拙さも示唆されている。 日本人は性善説で外交をし、他国は性悪説で外交をしているから日本の外交は上手くいかないのだと良く言われるが、 それを端的に現していたのが、スパコンを並列させる要請を海外に出したときの場面。 相手方の返答は「他国に情報を盗まれるから嫌だ」というもの。恐らくこれが、国際社会で先進国として生き延びるために 必要な外交手腕なのだろう。しかし日本の外交にはそういった面が足りない。 主人公が立案した作戦が上手くいかないと美談に持って行けないので、「人を信じましょう」と綺麗事を言う人物が登場し スパコンの並列は許可されるが、現実的には、こういった状況で協力を得るのは難しいであろう。 他にも、自衛隊の武器の多様さ(全面協力の下、なのだから前半の美談ではない総力戦に登場する武器は、全て現実に存在するものなのであろう)や、女性政治家の少なさ、前例やマニュアルが無いと何も出来ず、全て文書で管理するために分厚いチューブファイルを持って動き回る官僚達など、現在の日本の問題点を描いていた。 ただ、これほどまでに風刺に満ちた作品でも、「天皇」について描かれていないのは、少しもどかしい。(天皇について触れるシーンは皆無) 全体的には、よくできた社会派作品だと感じるが、表面上だけ見て、「日本は凄い!日本人で良かった!」というような 人もいるかもしれない。そういった意味で、相手の思考レベルを測るリトマス紙的な使い方もできる作品。[映画館(邦画)] 8点(2016-08-04 12:18:12)(良:2票) 《改行有》

6.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 久しぶりに2回連続で見た作品。(翌日にもう1度鑑賞) 映像美、構成の上手さでファンタジー作品としても楽しめるが、物語に隠された真実を知ってからはより一層深みが出て、 2回3回と見たくなる。 どんでん返しや叙述トリック作品であっても必ずしも2回見たいと思わないのはなぜか、複数回の鑑賞に耐えうる作品とそうではない作品の違いとは何か、など考えさせられた。[DVD(字幕)] 8点(2015-09-17 21:07:26)《改行有》

7.  ザ・イースト 《ネタバレ》 日本も他人事ではない、「金のために倫理観を捨てる」行き過ぎた資本主義社会についての問題提起。 原発、薬害、公害…環境や人体に被害があるとわかっていても、儲かるからという理由だけで見逃される現実。 資本主義が行き過ぎたアメリカやそれに追随する日本には、現実的な問題としてこのような事態がある。 ただ単にドキュメンタリーで被害を訴えるより、こういったサスペンス調のエンターテイメントにして 問題提起をしようと考えた、主演も脚本も努めるブリット・マーリングは凄い。 というか、あれだけ美人なのに脚本を考える頭まであるなんて、ずるい(笑 中盤、彼女が金の眉と青い目で映っている箇所があり、それが素で、潜入中は眉を暗めに書いて、カラコン入れてるのかな… とか気になった。 ラストは少しぶつ切りというか、もう少し本編内で決着をつけて欲しかったかも。 エンドロールと共に流れる映像は、少し安直な結末かな…と。[DVD(字幕)] 8点(2015-08-13 16:36:32)《改行有》

8.  あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 久しぶりに良い作品に出会い、思い入れが強いせいでなかなかレビューを書けず、放置していたらメモが消えてしまった(笑 印象的だった部分を箇条書きで。 ・「幸せな人生に宗教は要らない」というような台詞。恵まれた人生を送ってきた主人公(男)だから言えるのか、知性があるから言えるのか… 恵まれない人や、知性の無い人々にとって宗教が拠り所になっているのは事実だと思うが、それすらも否定するのか…? ・主人公(老婆)は下流出身のおばあちゃん。低俗な本を読み、低俗なテレビ番組を見、宗教を盲信している…そんな下層で生きてきた主人公(老婆)と上層に属する主人公(男)との絡みは、面白くもあり問題提起でもある ・そんな下層のおばあちゃんであっても、ゲイ(や同性愛)に対する偏見はない。すんなりと、受け入れてしまう。日本という国がいかに遅れているのか、実感させられた ・おばあちゃんが何度も言う、「私の元に生まれていたらここまで上り詰められなかった」というような台詞。 実際、同じ才能(能力)を持っていても、どこに生まれるかによってその才能を活かしきれるか(伸ばせるか)は違ってくる… 実の親の元で育つのが一番だったと思いたいが、その場合、息子は高い地位に就くことはなかった(才能を活かしきれなかった)であろうことを考えると、何が幸せなのかはわからない(高い地位に就くことが幸せだとも限らないが…) ・宗教というすべてを許されるような権力を持ってして、子供をとりあげて働かせるのは、客観的に見れば「人身売買」で「奴隷労働」であるが、当事者が宗教を盲信しているとそれは罪にならない… 宗教という存在の絶対的な力とそれ故の怖さを感じた 宗教、同性愛、下層と上層(生まれによる違い)など、短い中に様々な問題提議が詰め込まれた、良作の社会派ドラマであった。[DVD(字幕)] 8点(2015-08-03 20:48:04)《改行有》

9.  チョコレートドーナツ 《ネタバレ》 好きとか嫌いとかの前に、客観的によくできた作品だなーと。 無駄がなく、演出が巧み。感動する云々の前に、作品の質に唸らされた(笑) 障害児、同性愛といったテーマに感情移入しづらく、一歩引いて見たかも。 感情移入して見ても、引いた目線で見ても楽しめる作品は、傑作。 あ、一番のテーマは「法が幸せを奪うことがある」ってことだと思います。 法や制度は本来、人を守る為にあるのに、それが上手く機能せず、本人たちが望んでいるにも関わらず(作中なら、マルコは2人と暮らしたがっているし、2人はマルコの親でいたい)「法」によって勝手に望まない状態にされる、理不尽さを描いてるんだと思う。 だからこそ、最後、「法」に関わった人たちに、マルコ死亡の記事が送られるんだろうし…。 同性愛・障害児というテーマを扱いながら、実は法や制度の残酷さ、が一番のテーマなんじゃないかと感じた。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-12-10 22:44:14)(良:3票) 《改行有》

10.  黄色い星の子供たち 《ネタバレ》 辛いが、美しい。辛いだけの映画は多いが、美しさも備えているのは少ないと感じる。 サラの鍵→本作という順で鑑賞してよかったかも。サラの鍵はエンタメとしてヴェル・ディヴ事件を描いていて、本作は更に踏み込んでいると感じた。 この作品の凄いところは、色々な登場人物が出てきているのに描き方に偏りがないこと。 群衆劇のように、様々な人に上手く焦点があてられていて感心した。 ラスト、ノノから笑顔が消えてしまったことが、この作品の訴えたいことの1つだと感じた。 ノノ(や同じ境遇の子どもたち)が再び笑えますように…[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-14 23:26:36)《改行有》

11.  灼熱の魂 《ネタバレ》 ちょうどあるドラマの影響で考えていたところだった。女性は生物学的には10代後半~40代半ばぐらいまで出産が可能だよなー…でも、経済的状況や子育ての負担を考えたら10代や40代はキツいんだろうな…などと。 その、女性は長い年月出産可能という事実を活かした、予想できない展開であった。主人公の母は10代後半か20代になってすぐに、最初の子供を産み、30代後半~40代前半の間に主人公たちを産んだのだろう。理論上はありえるが、あまりにも悲しい。 この作品は出来は良いが重いと聞いていたので、なかなか見ることができず(13年春の身内の不幸も更にそれに拍車をかけ)今回やっと見ることができたが、辛い中にも色々考えさせられることがあった。 多くの内戦で行われているであろう、兵士ではない民間人(当人たちは組織に所属しているというのだろうが)が罪のない民間人を殺害する光景。殺害の理由は、異教徒であるということだけで、そのような虐殺により報復の連鎖が起こり、罪のない人々が殺されていく… 冷戦後に内戦が増加したと学んだが、内戦は、一般の戦争よりも正義や秩序が無いと感じる(一般の戦争を支持するわけではないが) ここ20年ほどでこのような紛争が増加・継続しているというのは、ただ空しく悲しい。 作中でも1人のムスリム側の人間の暴走(キリスト教徒の虐殺)により、キリスト教徒側が怒り報復をしかけているため、その他大勢のムスリムが逃げているというような描写があった。これは911テロを彷彿とさせる。 この立場は入れ替わる場合もあると思うが、一部の暴走の被害を受けた側が、攻撃してきた側全体を憎むというのはあまりに短絡的すぎやしないか。(日本人の反韓感情にも当てはまる) 色々な思想・文化が存在するこの世界で、一部の行動をその集団全体の総意と思うのはあまりに危険だな、と。 話が映画の内容から逸れたが、フランスが製作に携わっているからだと思うが、スローテンポな点や独特の美意識がこの作品に、戦争・ミステリーというテーマ以外の魅力をもたらしていたように思う。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-06 00:01:08)《改行有》

12.  キッズ・オールライト あーこういう人いるよね!という、人物描写が非常に巧みな作品。 聡明だが、常識の範囲内でしか思考・行動できない主人公(?)ジョニ。15歳の男の子という、不安定さと反抗的な態度を見せながらも根の優しさが見え隠れするレイザー。 言いたいことはハッキリ言い、行動力も自信もある女性、ニック。反対に言いたいことは我慢しがちで自分で自分のことがよくわからず混乱し、理性的ではない行動を取ってしまうジュールス。 そして、自分は特別だと心のどこかで思っていて、人と違った道を堂々と歩み、その軽薄な雰囲気と自信ゆえにモテている男、ポール。作中では様々なキャラに自惚れやと評されていましたが、確かに。でもこういう男はいる(笑) あと、ジョニの友達のサシャのような子もいるよなーと。何でも性的なことに結びつけて考えてしまう、少し可哀想な子… こんな感じで、いるいるこういう人ー!という共感度が高く、ストーリー展開よりも人物描写の上手さで楽しませてくれた作品。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-03 19:23:54)《改行有》

13.  光のほうへ どこかで救いがないというレビューを目にしたが、少なくとも不条理な救いのなさではないと感じた。展開が読め、予想できる範囲での悲劇が起こるので、多くの観客にとって予想できないであろう不条理な悲劇が突き付けられる作品のような「救いの無さ」はない。 内容としては暗いかもしれないが、映画としては良く出来ていると感じた。音の使い方、時系列の見せ方、複数視点など。内容というより構成で唸らされた作品。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-09 15:45:02)《改行有》

14.  キツツキと雨 この監督独特の空気感・間合いは合う合わないがあるかもしれないが、自分は好きだ。昔の邦画をちゃんと見ているわけではないが、なぜか「昔の邦画らしさ」を感じる。この作品は異質な者同士が出会って、お互い少し成長するという話。役所広司と小栗旬の組み合わせがまたよかった。南極料理人と同様に、笑える箇所もたくさんあり、軽い気持ちで見られるが、見終わった後には何かを感じることができる、良作である。[DVD(邦画)] 8点(2012-07-17 00:10:09)

15.  アイス・カチャンは恋の味 癒し系の映画で、テンポもよくて好きな感じ。コメディ要素が強く、何も考えずに楽しめる。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-24 15:01:14)

16.  モテキ 邦画もまだまだやれるじゃん、と思わせてくれた今作。良くも悪くもドラマ版とは主人公幸世の振る舞い方が変わっており、ドラマの延長線上でありながらも別物として見ることができる。なので、原作を読んでいなくてもドラマを見ていなくても楽しめるまさに万人向け。 主人公の振る舞いや登場人物の行動には共感し辛いが、観客はあくまでも傍観者として完成されたエンターテイメントとして本作を楽しめばよい作り。誰かと一緒に見た場合、鑑賞後に登場人物の行動について語り合うことによって、その相手の恋愛観ひいては人間性まで計れるかもしれない。[映画館(邦画)] 8点(2011-09-26 06:16:35)(良:1票) 《改行有》

17.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 正統派時代劇という感じ。三池らしさが無いと言われるが、岸辺一徳さんのシーンや不死身の伊勢谷くんのシーンは三池らしさではないのか。入れない方が作品として収まりが良いところをあえて入れてくるのが三池。 刺客に暗殺されるほどの悪者で無いと納得できない殿役を演じた稲垣吾郎は、残酷性と幼稚さを兼ね備えた殿役を怪演。 殿様という育ちの良さと幼稚さ故の残酷性は彼のキャラクターだからこそ出せたものではないか。 殺陣は松方弘樹が抜群に上手い。この殺陣を見るために劇場に足を運ぶ価値はある。他の人も上手い人ばかりだった。 個人的には、色物も出来る古田新太がもう少しオイシく使われていたらよかったのにと少し残念。[映画館(邦画)] 8点(2011-01-21 21:30:59)(良:1票) 《改行有》

18.  TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ 役者の演技レベルにはバラツキあり。メイン4人の中で上手いの下手のと半々ぐらい。 キャストが豪華なのであまり期待せず観に行ったが、クドカン脚本の過去の映画作品と比べると誰でも楽しめる良作だった。 ドラマは良いけど映画は微妙…というクドカンへの評価を変えさせられた作品。[映画館(邦画)] 7点(2016-07-10 07:24:08)《改行有》

19.  バクマン。 《ネタバレ》 見てから数日経過。 大根さんは女の子を可愛く撮ることに関しては天才的だな、と。(主役2人は普通なのに) 漫画を書く場面を殺陣で表現したことと、エンドロールの背表紙に見立てたクレジットのアイデアは独創的だと思った。 原作を楽しんだものが見ても、特に違和感は無かった。悪くはないが、傑作というわけでもない、 でも漫画原作にしては成功しているからいいんじゃないかな(笑[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-06-14 01:32:41)《改行有》

20.  アップサイドダウン 重力の恋人 《ネタバレ》 サカサマのパテマのレビューで知った、本作。 アイデアは被っているので新鮮味を感じることはできなかったが、映像美で楽しめた。 パテマかこちらか、どっちを先に見るかで評価が変わりそう。 個人的には、かつて愛し合っていたことを思い出すのではなく、もう1回最初から恋愛するストーリーの方が良かった。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-30 19:17:47)《改行有》

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