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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 007/カジノ・ロワイヤル(1967) 《ネタバレ》 ジョンヒューストン監督でオールスターキャストのデタラメ映画でした。 これでもかと言うくらい贅沢な豪華キャストには正直驚いた。本来なら主演を張るほどの俳優、女優がちょこちょこ出ては消える、出ては消える。 ある意味すごい映画だと思うけど、う〜ん、ひとつも笑うところはなくストーリーも支離滅裂だし、本来なら1点なんだけど、豪華キャストに1点と、はちゃめちゃなラストに1点かな。[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-08-30 00:11:24)《改行有》 2. 穴(1960) 《ネタバレ》 ひりつく程に緊張感のある映画は数あるけど、この一編はリアリティーを追求したが為の重さが違う作品になっていると思う。 脱出するための穴をひたすら掘る、掘る、掘る。太い鉄柵をヤスリで削り切る、切る、切る。又、一つ一つの作業内容を克明に見せる所等、無駄にさえ思えるシーンも、見終わってみると全てに意味がある事がわかる。そこには一切の音楽を廃し、代わりにコンクリートを打つ音、鉄柵を削る音だけが延々と続き、これ以上の効果音は無いだろう。この映画で唯一の街のシーンは終盤のマンホールから顔を出すシーンだけど、あれは本当にシャバの空気を感じた。 表情も無く淡々と職務を遂行する看守に対し、寡黙ながら人間らしい表情の5人の囚人たちが生き生きと描かれている所も感情移入させられた。 しかし、ガスパールという主人公は一見育ちが良い若者の様だが、それまでやってきた事はかなりの下衆野朗だと言う事が所々で見て取れる。それだけにあのドンデン返しのシーン直前のガスパールの表情にも騙され、そしてなる程と思わされた。いや、あの時点ではまだ仲間に対して複雑な思いがあったのだろう。更に所長との2時間の話は一切省かれているのであれこれ想像するだけなのもフランス映画らしい。 それにしてもラストの覗き鏡に突然映し出された大勢の看守には度肝を抜いた。[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-08-21 01:27:13)(良:1票) 《改行有》 3. サーカスの世界 《ネタバレ》 ジョンウェイン演じるマットのサーカスへの情熱が凄い。大事故を起こし全てを失ってからの再起をかけたジョンウェイン演じるマットの執念がひしひしと伝わってきます。本当の親子では無い父と娘の親子愛。娘の母親でもある元恋人との再会。そしてテントの火災にもめげず初興行を成功させるラストシーンなどラストまで飽きる事なく楽しめました。 ただ、鏡やポスターへのいたずら、放火を匂わすテント火災はそのまま置き去りにされたままというのはどうなんでしょうか。そこは残念でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-08 00:23:59)《改行有》 4. テキサス 《ネタバレ》 【サムライ】を見た翌日見ましたが真反対のコミカルなアランドロン。一生懸命なのは分かるけど、私としてはやっぱしクールなアランドロンが好きかな。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-12-01 00:37:12) 5. サムライ(1967) 《ネタバレ》 兎に角陰のある役を演じたらアランドロンとジェームズディーンは最高ですな。今回は超クールな殺し屋役ですが本当にセリフが少なく典型的なハードボイルドでした。小鳥の状態で盗聴器を発見できる凄腕で冷血漢が何故あのようなラストを迎えるのかよくわかりませんでしたが、何回か見ているうちきっと分かるでしょう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-01 00:23:25) 6. 大脱走 《ネタバレ》 初めて見たのが中学生の頃、近くのリバイバル専門映画館でした。それ以来何度見たことか。これほど楽しませてくれる映画はなかなか無いですな。しかもオールスターキャストで。個々のキャラが魅力たっぷりに描かれて、それぞれに感情移入してしまうから見ている自分まで作戦に参加しているようでした。波のように繰り返す緊張感高まるシーンで全く飽きる事無く、あっという間の3時間でした。そして最後まで格好良かったのはやっぱしスティーブマックイーンでしたね。[DVD(字幕)] 10点(2017-12-01 00:08:09)(良:2票) 7. 男性の好きなスポーツ 《ネタバレ》 少女漫画にありそうなロマンティックコメディーでした。所々で笑わせてもくれたし、とにかく二人の女性が可愛い。個人的にはアビーよりイージーの方がが好きですが。音楽もストーリー展開も軽快なテンポだったからだろうか、不思議とミュージカルを見終わったような印象でした。これは意外にも拾いものでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-13 00:37:33) 8. 荒野の棺桶 黒澤明の「用心棒」に端を発する典型的なマカロニウェスタンですな。 中学生の頃夢中になって見たマカロニウェスタンなので今でもたまに見ますが、正直な所ご馳走様という感じでしょうか。 ただ、このタイトルは誰が考えたのでしょう。「荒野の棺桶」。笑ってしまうようなこのタイトルに敬意を評しての評価とさせていただきます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-07 00:08:29)《改行有》 9. シシリアン(1969) 《ネタバレ》 アランドロンと言えば陰のある男と言うイメージで、実際そう云う役が多いと思います。 しかし今回は警官を二人も射殺している極悪非道の犯罪者の役でした。はっきり言って格好良すぎでそのようには見えないところが残念かな。 釣ったウツボを岩に叩きつけるシーンがあっても似合わない。 この役にはジャンマリアヴォロンテがピッタリだと思いながら鑑賞した次第です。 ところでストーリーは中々でした。作戦決行までの間が若干長い気もしましたが、アランドロンとリノバンチュラとの追いかけっこや、ジャンギャバンファミリーとの確執や関係も上手くまとめてあり良かったです。 皆様の言われる様にここぞというシーンでビョヨヨヨヨ〜ンという音は何かの意味があるのでしょうか。あれはきっと深い意味があるのでしょう。我々凡人にはわからない何かが。そう思いたいです。 Jin[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-04 09:36:22)《改行有》 10. 戦う幌馬車 《ネタバレ》 単純に面白い作品でした。ジョンウェイン、カークダグラス共に格好いい。トゥジャクソンがどうやって騙されたのか、どのように乗っ取られたのか一切省いていますが、この際ストーリーがややこしくならない、このままが良かったのでしょうな。単純明快、アクション西部劇として十分楽しめました。ただ終盤でピアースが同士討ちで死んでしまったのはあまりにあっけなく、トゥに撃たれたほうがスッキリしたんじゃないかな。 男同士の友情を感じさせるラストシーンは特に良かったですな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-13 23:06:25)《改行有》 11. 終身犯 《ネタバレ》 予備知識なく始めての鑑賞でした。 先ず、バートランカスターとカールマルデンの演技に脱帽ですな。 全編、その殆どが刑務所内のシーンでしたが全く飽きることなく見られました。 理由はあるにしても2人を殺害した罪はゆるされませんが、その後の鳥への愛情を注ぐ主人公に罪の償いを感じることができ後味の良い作品でした。 しかし半世紀に渡る獄中生活を描くので仕方が無いかもそれませんが、時間の経過が解りづらい所が減点でした。ラストでアルカトラズから移送される時、内地に上陸しますが、その広々とした港のシーンは印象的ですな。 実話をテーマにした作品は私の好きなジャンルですが、この作品は私の中で上位に位置するものでした。[地上波(字幕)] 7点(2014-10-06 09:20:26)《改行有》 12. レマゲン鉄橋 《ネタバレ》 オープニングからグイグイと引っ張って行ってもらえそう、と思ったらすぐにトーンダウン。中盤から後半、特に橋の攻防は見事でした。双方の視点から描いておりそれぞれの「都合」がうまく表現されていたのが評価できる点でした。街を一つぶっ壊す程の迫力ある映像は圧巻でした。皆様も言ってるようにドイツ人までが英語というのは如何なものか。[地上波(字幕)] 6点(2014-02-15 00:24:40) 13. 冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 マイベスト10に入る映画の一つです。ベスト3かな。構成している3つの要素すべていい。初めのアクロバット飛行の二人とレティシアの出逢い。お宝探しのコンゴの海。そしてラストのレティシアの生まれ故郷と軍艦島の攻防。3人の不思議な三角関係とでもいうような微妙な関係と男の友情。音楽も素晴らしい。[DVD(字幕)] 10点(2012-11-16 23:38:18) 14. 荒馬と女 《ネタバレ》 なんともひどい映画だ。退屈なシーンの連続で最後は馬をいじめるし。ジョンヒューストンの映画では「許されざるもの」も酷かったがこちらの方がよりひどい。二度と見ることのない映画だ。しかしアメリカ人は動物をいじめるのが好きらしい。 付け加えですが、基本的にジョンヒューストンは私の好きな監督の一人です。「アスファルトジャングル」「黄金」「キーラーゴ」「ロイビーン」等。しかしこの作品「荒馬と女」「許されざる者」は最低だ。点数を0点にしなかった理由はマリリンモンローとイーライウォラックに1点ずつとしたからです。それにしてもさらにクラークゲーブルにモンゴメリークリフトを加え大スターが勢ぞろいしていてこの出来?信じられん駄作でした。[地上波(字幕)] 2点(2012-11-16 23:04:13)《改行有》 15. 荒野の七人 本家の「七人の侍」はもちろんですがこちらも満点つけさせていただきました。個々のキャラの魅力、特に悪玉の親分イーライウオラックが好きです。ストーリーそのものは単純なのになぜこれほど引き込まれてしまうのか。きっとすべての映画の要素がバランス良く配合されてうまく処理されているからでしょう。背景の荒野に沁み渡る音楽も最高です。[ビデオ(字幕)] 10点(2012-02-12 12:59:34)
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