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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  ローマの休日 《ネタバレ》 すごい。すごいすごい。なんだこのシナリオ。これは、ロマンス映画だとか、ラブストーリーだとか、そういう「ジャンル」に収まるような器の作品ではないです。あまりにストーリーが計算しつくされていて、変な笑いが出てしまいました。まず冒頭、公務で公人たちに事務的な挨拶を交わす間、ドレスの中では足で足をボリボリかくプリンセス。この瞬間からアン王女のキャラクターがバッチリ見えてきてすっかり魅せられました。画で語る、とはまさにこのこと。でもって公務漬けの日々と礼儀・作法・行儀を要求される束縛にウンザリの王女。そんな彼女が憧れるは「俗世」。羽を伸ばせる唯一の世界と信じて疑わない場所。えいやっと抜け出し、出合ったのは新聞記者ブラドリー。金癖の悪いブラドリーは当初、王女を金のなる木としかみておらず、スクープ激写による金儲けを画策。アン王女の素顔を引き出すため一日ローマ巡りを。しかし一日が終わりを迎える頃には二人は恋に落ちる。そして終盤、身分の違いにより分かれなければならなかった二人。しかし、公人としての覚悟を決め一肌脱げたアン王女と、金より愛を選んだブラドリー。そこにはもう、公務を投げ出す自分勝手な王女の姿もなければ、金にだらしのない記者の姿もない。何もかもが計算されたヒューマン・ストーリー。それがローマの休日。って自分でジャンル分けしちゃってますな。ダルトン・トランボに興味がわきました。近いうち、彼の手がけた作品を漁ることになりそう。[DVD(字幕)] 10点(2015-06-21 23:08:54)(良:1票)

2.  情婦 オチも確かに素晴らしい。けど、そのオチへ視聴者をスムーズに届けさせた、ウィルフリッド卿の魅力がまたいいんですな。何がいいって、そのギャップ作り。法廷弁護士という尊敬されるべき職に就いていながら、当初は看護師の指示を無視し、なんとかして葉巻を吸おうとするダメっぷり。ライターを貸してくれた人を即いい人認定。なんてダメ人間。と思いきや、裁判が始まると露呈してくるその確かな辣腕っぷり。名立たる法廷弁護士としての実力を発揮します。やるじゃんウィルフリッド卿。そしてそして、佳境に入るとなんと正義感に溢れる好漢だったことが判明。なんて気持ちのいい男なんだウィルフリッド卿。法を司る人種でありながら、法の枠外で人を裁くラストもまたステキ。[DVD(字幕)] 9点(2015-06-21 23:05:28)

3.  七人の侍 《ネタバレ》 素晴らしい。どうせ皆周りの評価や世評に流されて絶賛してんでしょ、とか思ってました。すいませんでした。本当に面白い。ストーリーは至って単純。「百姓を守るため野伏せりを討つ」。ただそれだけの話。しかし、それだけでいいのです。映画のストーリーはこれくらいシンプルでないといかん。一見、魅力的な数々のドラマが集まって出来上がっているように映りますが、それら全て「野伏せりを討つ」というひとつの目標によって貫かれています。侍を探すのも野伏せりを討つため、砦を作るのも野伏せりを討つため、雨の日の決戦ももちろん野伏せりを討つため。そのストーリーのシンプルさが、三時間の長さを感じさせない面白さに繋がっているのです。また、侍集めや砦作りなど、ひとつひとつのドラマにフォーカスを当てても面白い。とんとん拍子に事を運ばせてもなんの面白みも生まれないことを、この映画はちゃんと心得ています(荒野の七人はここらへんがちと食い足りない)。侍を集めようとしても、しょっぱい報酬にキレる侍にぶち当たる。砦を作ろうとしても、やむを得ない犠牲に納得のいかない百姓らがボイコットを起こそうとする。そして、作戦を履行しても、侍たちがひとりまたひとりと散っていく・・・。それらのトラブルもごく自然な流れでストーリーに組み込まれてるので、すっと作品世界や登場人物の気持ちに入り込めます。見事なシナリオです。 さて、魅力的なキャラクターの宝庫でもある『七人の侍』。ひとりひとり全員を語れそうですが、とりあえずピックアップして二人分だけコメントを。まず、シナリオ的にかなり優遇されていたのは勝四郎くん。彼の持ち味は「若さ」。その象徴として、彼はいろんなものに次々と憧れていきます。最初は勘兵衛に憧れ弟子入りを志願、その次には百姓の娘の志乃に恋に落ち、野伏せりとの戦いの中で凄腕の剣客の久蔵に感銘を覚えたりと大忙し。むさくるしい面子が揃う中、彼の青臭い言動は爽やかな風を吹かす清涼剤となっておりました。もう一人は久蔵。彼は本当になんでもでき子ちゃんですね。物見を斬ったり、敵の本拠地襲撃にスッと参加したり、単独で種子島を奪ってきたりと、上げた成果は数知れず。とりあえず久蔵を働かせておけば間違いないみたいな空気があります。さすが、侍たちの中でも「強さ」がアイデンティティとなっているだけのことはあります。勝四郎と志乃の密会をこっそり、でもしっかり覗き見るところもまた人間らしさがにじみ出てていい。 掛け値なしの面白さ。この映画と同じ国に生まれたことが誇りです。[DVD(邦画)] 9点(2015-05-15 23:14:49)(良:1票) 《改行有》

4.  東京物語 《ネタバレ》 あのラストは、京子と紀子の会話から含めて印象的なのです。京子は、とみの死後に見せたしげたちの言動に嫌気をさします。実母が亡くなった直後というのに、あれやこれやと無遠慮に形見を欲しがったり、さっさと帰路についたりして、なんと薄情なのだと、なんと無頓着なのだと嘆くのです。しかし、紀子は、そのしげたちの言動に対しフォローを入れます。「大人って、だんだん親から離れていくものじゃないかしら」。大切なはずの人を亡くしてもすぐに割り切るしげたちの言動を、紀子は肯定して、京子をなだめるのです。この、紀子が年下の京子をなだめる姿は、一見、大人の強かさが現れているようにも映ります。しかし、親の死の無頓着を否定しなかった紀子自身も、未だ亡き夫の死を引きずって生きているわけです。夫の死に無頓着になりつつある自分に、罪悪感を抱いていました。京子にはあんなことを言ったのに、自分の場合は「大人って、だんだん夫の死から離れていくものじゃないかしら」と割り切れないずるい自分。親の死の無頓着を肯定しても、夫の死の無頓着は否定したい紀子。そんな彼女に、亡き夫の「親」である周吉が、その無頓着を肯定するのです。新しい男(ひと)を見つけてもええよ、と。そして、亡き妻の形見を、血縁でもない紀子に無頓着に授けます。そうして、夫の死の呪縛から開放された紀子の涙。これが、感謝と安堵に満ち溢れていて、感動的なのです。[DVD(邦画)] 9点(2015-05-11 03:51:43)(良:3票)

5.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 隠れ名作と言われてる割には初代モスラよりもレビュー数が多い今作。てっきり怪獣はラドンしか出ないものとかかって見たので、芋虫の登場にはちょっと驚いた。しかもその姿、リアリティはなかなか不気味で臨場感のある画だった。ストーリーに記憶喪失が絡んだ時はおいおいと思ったけど、卵を発見した記憶が戻った時のシーンがよかったのでどっこいどっこい。ラストはモスラ以上に美しく、儚い。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-02 20:32:36)(良:1票)

6.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 よかった。密室系や推理系は好きなので楽しめました。頑なに有罪を唱えてた人たちが、無罪に転がっていく様子が面白い。[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-04-03 18:40:20)

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