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プロフィール |
コメント数 |
92 |
性別 |
男性 |
年齢 |
48歳 |
自己紹介 |
深作、デパルマ、タランティーノ、ビリーワイルダーがお気に入りです。 |
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1. 狩人の夜
《ネタバレ》 これは意表を突かれた。。
いわゆるサスペンス映画の古典、深夜の告白とか、恐怖の岬とか、バニーレイクは行方不明とか・・そういうイメージでサスペンスを期待してたら(ロバートミッチャムの怪演でも名高いし、、)、あらあら。。汗
なにか意味ありげなセリフ、シーンが多く、寓話的にも取れる何かを象徴的に表してそうな登場人物たち・・
幻想的で美しいシーンも多数あり、泣かせるシーンもある。
何度も出てくる「女は愚か」というセリフと実際に愚かな女たち。
(女になろうとしているルビーは、「愚か」になりかけているし。。)
そして、うすうす気づいていても見ないふりをする臆病で卑怯な男たち。
唯一、主人公の少年とレイチェルだけは「愚か」でも「臆病」でもない存在。
でも狂気の牧師と敬虔なクリスチャンのレイチェルは信仰では繋がっている。(というか同じものに頼っているleaning,leaning..)
いや~一度ではとても消化しきれません笑
それにしても、信仰なんてものはその宗教自体の良し悪しじゃなく、結局は人間次第だってことは確かかも。
それに人間はどこまでも愚かで臆病なもので、この映画で描かれる多くの大衆のようなものなんだよな。
自分に一番近いのは、近所夫婦のおっさんかな笑[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-12-31 02:31:33)《改行有》
2. めし
《ネタバレ》 男の立場から言うと、これは怖い映画だと思った。
旦那は、飲んだくれでもなく、株屋ながら投資とかギャンブルもしない、浮気をするわけでもない堅実な男。決して悪い旦那ではないし、当人もそう思っているはず。
でも奥さん側には確実な何かが溜まっていく。
姪が来たことがきっかけとなり、実家に帰らせていただきますとなるんだが、旦那にしてみれば、明確な理由がわからない。
この状況、自分もそうなっちゃいそうで実に怖い。
長年一緒にいると敬意や関心も薄れていくし、若い奔放な女性が近くに来たら、そりゃ優しくしてしまうよ。浮気とは別次元でね。
この映画を見ていて本当に良かった。(と将来も思いたい・・)[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-20 22:19:09)《改行有》
3. 決断の3時10分
《ネタバレ》 緊迫感がすばらしい。ベンウェイドの存在感がすばらしい。
主人公がこの危険なミッションを受けるに至る、心理の変化、決断のようなシーンがないのが残念。
あてにしていた借金の申し出が却下されるや否や、この話に飛びつくのは唐突かなあ・・
駅についてからのウェイドの心理攻撃に揺さぶられながら、ジリジリと時間が過ぎていくのが実に緊迫感がある。
終盤、嫁が出てきたところでは、正直「なんで~!?」と思ったが、主人公の最後の決断のシーンだったんですね。
ラストのウェイドの行動は、思わず惚れてしまうこと請け合いな名シーンです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-26 00:42:16)《改行有》
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