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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. アナと雪の女王 《ネタバレ》 3D版を鑑賞。人物や物の質感にはここまできたのかとそれだけでワクワクできました。3Dに合った演出もこなれてて心地よかったです。全体的に話が駆け足でちょっと荒っぽいかなあ。でも話の骨子はしっかりしてるし、子供も飽きずに観られるようならこれでいいのかも?後半ミュージカルシーンが控え目になってしまうのはちょっと残念でした。前半の畳み掛けるような音楽がとても良かったので。雪の女王様が雪山で歌うシーンは爽快な中に悲しみがあるのが好きです。まず自分を肯定する事。それはとても大切で、それもとっても難しい。でも更に・・・と話が進んでいく為にあの歌があるんですねえ・・・誰も悪くないのに苦しんでいる人達とその周囲の人達へのメッセージも込められているように思えました。そして雪だるまのオラフ!うざ可愛いかった!彼の行為も立派だなあ。荒っぽさはあるものの、素敵な映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2014-04-16 11:47:25)(良:1票) 2. ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 IMAX3D字幕版で鑑賞。冒頭の長回しからなんじゃあこりゃあと大ショック。映像のみならず効果音や音楽、俳優の演技もきっちり。そんな中、個人的に衝撃的だったのはストーリーでした。まさかこんなに寓意に満ちた話に仕上げてあるとは思っておらず、感動。サンドラ・ブロックの胎児のポーズやジョージ・クルーニーによるサプライズの一つである奇想天外な帰還シーンの彼の言葉に象徴されるように、この映画、ベタやクサさを恐れない潔さが貫かれているところが良かったです。ラストのサンドラ・ブロックの一連の動きからのドーンと出てくるタイトル!参りました。9点に僕好みの映画だった事を考慮して10点とさせて頂きます。あとパンフレット掲載のインタビューのジョージ・クルーニーがまた男前。参りました。どこまで男前なんだこの人・・・[映画館(字幕)] 10点(2013-12-28 21:54:34)(良:1票) 3. しわ 《ネタバレ》 出だしから認知症が進んでいる主人公と同化させられる様な演出にドキッとさせられ、認知症による妄想や時間感覚の混乱を見事に取り入れた演出と脚本で登場人物達にすんなり感情移入。流れはスムーズなのに伏線にも余念がない。こりゃ凄い。主人公の認知症が進行する過程で、以前言った事を忘れてまた言うくだりは観てて切ない。途中出てくるわめく女があんな重要な所でああいう形で再登場とかは、うまい。あのやり取りは感動する。あそこではその前の感動的な雲のエピソード(なんだかジブリっぽい)を重ねてあり、観る側に自然と想像が生まれるのもお見事。 養護施設内の老人達の、何重もの意味で人生の終わりを前にしてのサバイバル。主人公の認知症をパッと治す新薬も出てこなければ、彼を施設に入れた家族が迎えに来たりもしない。それどころか主人公の症状も状況も、泣いたり笑ったりの人間模様の中どんどん悪くなっていく。これだけなら本当に暗い映画で、私はそういうのもそれはそれで大変素晴らしいと思うのだけれども、本作は終盤に怒涛のカウンターを決めてくる。感じさせられ考えさせられ希望が残る、素晴らしい映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2013-12-04 21:09:20)《改行有》 4. 風立ちぬ(2013) 宮崎駿監督、行き着くとこまで行っちゃいましたね。好きなものや言いたいことを目一杯詰め込んだ……遺言状?以前から顕著だった構成力の喪失や声を当てる人の意固地な選び方、自身のやった事の焼き直しなどがこの作品では何故か奇妙にもうまい具合に混ざり合い、全編にわたって独特の雰囲気を感じさせてくれました。良い映画かときかれるとう~ん、好きかときかれると好き!、そんないびつで心惹かれる映画です。[映画館(邦画)] 7点(2013-08-26 19:26:12)
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