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プロフィール
コメント数 246
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  バグダッド・カフェ 《ネタバレ》 どうにも感覚に合わない箇所が多かったです。 身内だけならともかく客にまでとんでもない態度を取り事あるごとにワーワー喚くアマンダ、喧嘩して出ていったのに特に何もせずしれっと復帰するその夫、直前まで悪態ついてたのに物につられて突然に友人になる娘、自分の子をほったらかしにしてピアノに没頭する息子・・・。まともなのはアーニーだけだった気がするw マジックがウケて繁盛しているけど、マジックのネタが尽きたらどうするんだろう・・・ネタは小出しにしてショーも毎日はやらない方が良さそう、と映画内の設定なのにも関わらず無駄に心配になってしまったw[DVD(字幕)] 5点(2023-10-08 01:43:52)《改行有》

2.  うる星やつら 完結篇 《ネタバレ》  「評価が高いから」「うる星やつらの入りとしてこの作品を」という方にはお勧めしません。  というのも、本作は「原作を読んでいる」「アニメを見ている」「うる星やつらのファンである」という人にはぶっ刺さる作品であるが、逆にそれ以外の人には2021年現在の感覚では刺さりづらい作品かと思うからです。  「完結編」という通り、本作は原作のラストエピソードの映画化作品であるため、それまでのストーリー、キャラクター、世界観に思い入れがあるか否かで全く評価が変わるかと思います。  その上で10点を付けさせていただくのは、「うる星作品としてこれほど完成度の高い原作再現をしてくれてありがとう」という気持ちによるものです。  うる星やつらは「ラムちゃんとあたるの気持ちの違い」言い換えれば「女の子と男の子の感覚の違い」が根底に据えられており、そこにコメディやファンタジー要素が入れ込まれる、という作品です。  それを本作(というか原作のラストエピソード)は完璧に表現している。  女の子は「外面上は何と言っていても本当は不安。心で繋がっていることを確認するために好きだという言葉が欲しい」  男の子は「外面上は何と言っていても本当は心で繋がっているはず。なんでそれがわからないんだ」  これを表すのが「嘘でもいいから好きだと言ってほしいっちゃ」「言わなきゃわからんのか」「こんな状況で好きだと言ったら嘘かほんとかわからんだろうが」という言葉。  最終的に「好きだと言わなければ世界が滅ぶ」という状況に達するも、それでも好きだと言わない。  なぜなら、あたるにとってそれは世界の崩壊よりも遥かに大事なことだから。  だから  「一生かけても言わせてみせるっちゃ」  「今際の際に言ってやる」  というのがこれまでの二人の関係を表した完璧な言葉であるとともに、作品を締めくくる完璧な言葉。  今際の際に言う=死ぬ間際に言う=一生好き、ということであり、それを表しつつも、決して「好きだ」とは言わない。  原作の高橋留美子先生は女性でありながら男性の気持ちをこれほどまでに理解し、うまく作品として表現していることが本当に素晴らしく、それをほぼ完璧にトレースした本作は、私にとって10点に他ならない作品となっています。[ビデオ(邦画)] 10点(2021-09-01 10:21:30)(良:1票) 《改行有》

3.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 <全体>  原作が大好きなファンには向かない、映画単発として見る方にはオススメのアニメ映画作品です。  数年ぶりに見返しましたが、やはり全体の印象は変わらない。映画単発としての面白さなら9点、しかし「うる星やつら」として見るなら1~3点です。  0点でないのは、一応キャラクターの設定が随所に織り込まれ、原作全編を読んでらっしゃるんだな、と思えるから。  単発で見ただけだとわからない細かいキャラクターの特徴や設定、「チェリーのどアップはキツい」「暗所恐怖症かつ閉所恐怖症の面堂だが、女性の前だと平気」「今までにあたるが浮ついた女キャラが登場(名前だけ登場もあり)」など、原作ファンには嬉しい細かい箇所が随所に盛り込まれています。 <本作単体>  映画単発として見た時、「(特に)怖さの演出」「映像美」「構成」「設定」「BGM」などは極めて素晴らしく、この時代のアニメ映画作品として傑作と言わざるを得ません。  いわゆる名シーンのオンパレードで、「温泉とさくらさんの喫茶店での対話シーン」「しのぶと風鈴の迷宮のシーン」「友引町から飛び立つシーン」「夜の学校探索シーン」「メガネの独白」等々、どんだけあるんだよっていう名シーンの山です。映像と演出、カメラワークが神がかっています。 <「うる星」作品として>  しかし、「うる星やつら」として見た時は、全く見え方が異なります。この作品は、「うる星やつらを読んだ男が作った作品」なんです。ラムちゃんではなくあたるに焦点を当てた、言い換えれば「男目線で作られた作品」「女の気持ちがわからない男の作品」です。なお、原作者は女性です。  原作のラムちゃんとあたるの関係は、ラムちゃんは外面は愛情表現全開だが、心の中ではいつもあたるのラムへの気持ちについて不安がっている。あたるは外面は男の本能の塊で浮気症だが、心の中で一番大切なのはラム。という描かれ方です。  にもかかわらず、本作ではあたるが再三「ラムに惚れとる」的な発言をし、ラストシーンでキスしようとさえする。  違うんです。  原作のラストシーンは「(好きだと)一生かけても言わせて見せるっちゃ」「今際の際に言ってやる!」です。  これが「うる星やつら」の全てなんです。  今際の際に言ってやる=死ぬ間際に言ってやる=死ぬまで愛してる、という意味なわけですが、それでもなお「好きだ」とは直接的に言わないわけです。この「女の子と男の子の違い」がキモなんです。  あたるのことが大好きで、心で繋がっていると思ってはいるが不安があり、たった一言、好きだという一言で心の不安を取り除きたいラムちゃんという女の子と、ラムちゃんのことが大好きで、言葉になんかしなくてもわかってるだろ、恥ずかしいという態度を取ってしまう不器用な男の子であるあたるとの対比なんです。  女と男の考え方や態度の違いを描き、理屈ではなく感情面に焦点を当てた、実に女性らしい女性目線における作品なんです。  原作の高橋留美子先生の凄いところは、「男のことよくわかってんな~」というところなんです。  故に、作中の「ラムにも惚れとる」「キスシーン」等の「直接的に」あたるがラムを好きだと認識させてしまう表現は、「うる星やつら」という作品においては絶対にやってはいけないタブーなんですね。  だって、原作全編においてそれらを言わない、それらをしない、女の子と男の子との違い、ってのがテーマになってるんですから。  ただしアニメ映画としては非常に面白い、是非多くの人に見てほしい作品です。  このレビューにおいては、そちらの観点を重視して9点とさせていただきます。[ビデオ(邦画)] 9点(2021-09-01 07:30:13)《改行有》

4.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》  すみませんわからないです。ストーリー自体は極めてシンプルで一本道なのですが、結局何が言いたかったのか、というのが一回見ただけではいまいちピンとこないというか、シンプルなようでぼやけている。ストーリーに沿うように裏テーマが存在し、著者の主張を入れすぎず押し付けすぎず、それでいて話的に単純に面白い、という作品は大好きなのですが、本作の場合、ストーリーがシンプルすぎる割に裏テーマがぼやけすぎ。そのまま終了、という感じでした。 【良かった点】 ・作画  とにかく全てのシーンでぬるっぬる動く。1シーンに何コマ割いてるの・・・という驚き。凄いです。セル画(っていうのかな?)の味、素晴らしさが凝縮されていると思いました。 【悪かった点】 ・台詞が棒読み  本作はお子様たち、不良少年軍団、大人たちの3グループの皆さんが主に喋りますが、お子様たちの声はホントにお子様、少年たちの声はホントに少年たち、という感じでした。つまり、プロがお子様風、少年風に喋っているのではなく、それこそ学芸会かい!って感じのレベルに感じました。声質は良いんですが、場面に応じてキッチリ抑揚をつけて喋ってほしかった。特にお子様たちは最初から最後まで棒読みすぎます。しかもお子様たちはストーリー的に超キーパーソンなので、シリアスシーンでの登場が多く、そのたびに棒読みなのは辛い。なんとか耐えてからの終盤、迫真のシーンでの「タカシー(棒)」はさすがに耐えられないw ・キャラクターの魅力が薄い  キャラクターの掘り下げが浅いため、誰にも感情移入できないどころか、そもそも好きも嫌いもない、といった感じ。ここら辺は時間内にいろいろ詰め込もうとした結果掘り下げられなかった感が強いです。本作の主役格カネダとテツオの関係の掘り下げはおろか、ヒロイン的存在と思われるケイと主人公カネダの関係の発展的描写が全く足りず、何であんたそこにいんのw感が強かった。カオリに至っては扱いが酷すぎ。ちなみに女性陣は誰一人としてかわいくない。 ・設定の生かしきれなさと描写の薄さ  荒廃している様子の描写が「暴動が多いよ」くらい。宗教者はいつの世だっている(視点を当てたところで別に「多い」とは感じない)し、アングラや不良界隈の世界は主人公が不良少年なんだから視点的に別に普通。街もそれなりに復興しているように「見える」ので、どんだけの大災害が起こったのか、再び大災害が起こったらどんだけヤバいのかってのがいまいちピンとこない。  超能力の詳細が不明なので超能力が使える個々人がそれぞれ「誰が何をできるか」という差異が無く、魅力を感じにくい。また、テツオが無敵すぎ。物理的な攻撃はおろか光線さえも全無効、遠距離攻撃、さらに空中浮遊と大気圏突破。相手にダメージを与えない事のほうが難しいです。しかしカネダの攻撃は一部食らうし、カネダは攻撃をほぼ回避。あるいは食らったように見えてノーダメージ。なんでやねんw「なんだかんだ友達」を考慮してもさすがに不自然です。一方で、主役級じゃないキャラを簡単に殺しすぎ。  バイクがキーアイテムっぽく描かれ、冒頭結構な時間を割いていたにもかかわらず、特に何も起こらず終了。  ケイが人を殺してしまったことについて今後何らかの描写があるんだろうな、と思ったら特に何もなく終了。  命をかけるレベルでタカシを連れ出した理由の掘り下げがほぼ皆無。  「アキラ」が何者か、どういう存在だったか、現時点でどういう存在か、の掘り下げが浅いというか薄い。「なんか凄そうだけど結局どの程度凄かったのか」がピンとこないまま終了。[DVD(邦画)] 5点(2018-03-10 00:56:49)(良:1票) 《改行有》

5.  評決 面白かったです。が、全編通して抑揚なく淡々と進むので、若干退屈な感あり。眠い時には見ない方が良いかと思います。終始しっとりだった中で、最後のニューマンの上から回りこんでくるようなカメラワークには、おお!となりました。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-23 17:57:05)

6.  ニュー・シネマ・パラダイス 1回目見た時は正直そんなでもなかった。なんというか、如何せん有名作品であるもんだから冷静に見ようとしてしまう自分がいて、勝手に心のブロックが入るというか。で、それから数年後、つまり今ふと見たくなって見てみたら、もう感動が全然違う。年齢のせいもあるのかもしれないし、頭空っぽの状態で見たってのもあるかもしれない。とにかく、見てる自分は第三者視点であるにも関わらず、いつの間にか感動させられていた。なんだかよくわからんうちに入り込み、魅せられている。そんな作品でした。きっとひとつ、ないしふたつのことに全身全霊を賭して入れ込んだ後に、振り返って観る。時間が経って振り返って観る。そんな時に最大級の威力を発揮する、そんな作品なのではないかなと思いました。[DVD(字幕)] 9点(2015-12-15 05:25:51)

7.  ウォー・ゲーム(1983) 《ネタバレ》 自分がコンピュータに全く詳しくないからでしょう。全体的にすごくフワッとした印象を受けました。何が起こったから何が起こり、何をすれば良く、何が起こると駄目なのか、なぜそうなるのか、一体どういう状況なのか・・・。筋はもちろんわかるのですが、何かおぼろげというか、どうもモヤッとしたまま進んでしまった。また、視聴者からはゲームとわかっているので、ソ連の攻撃だ!と言われてもいまいち緊迫感に欠けてしまった感もあります。 ただ、テーマ自体は面白く、コンピュータに無益さを学ばせるという発想とその手法には感心させられました。[DVD(字幕)] 5点(2015-06-28 02:09:07)《改行有》

8.  グローリー 《ネタバレ》 西部劇ではお馴染みの南北戦争ですが、内部も内部、最前線のしかも黒人部隊を描いているというのが驚き。  黒人といえば南部で、被差別側で、白人は敵!という描かれ方がマジョリティなもんだから、北軍(白人)の掲げる自由に依り、誇りをもって一丸となって南軍と戦う黒人、という描かれ方は衝撃で、また、よくよく考えば確かにそういう人たちだっているよな、と納得もしました。  現代でいうところの「管理職の辛さ」を味わいまくるショー大佐ですが、部下からの信頼は絶大。それはひとえにレッテルに囚われずに黒人であろうと一人の人間として平等に接したというのが全てでしょう。黒人であろうと白人であろうと悪い奴は悪い、というのが焼き討ちシーンを筆頭に示されていました。  あまりにも素直すぎる黒人たちや結局アメリカ賛美の映画っぽい描かれ方には多少なり違和感もありますが、純粋に個の尊厳を扱った人間ドラマとして、良い作品だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2015-04-05 03:18:07)《改行有》

9.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 いやー非常に面白い。ロードムービーといっても、「スケアクロウ」や「レインマン」、「パーフェクトワールド」等とは全然違い、エンターテインメント性がかなり強いですね。渋みや哀愁、郷愁などはほぼ皆無で、どちらかといえば「天使にラブソングを」の屋外版といったほうがしっくりきます。小気味良い会話、シリアスな場面なのに軽快なBGM、そして何より、おっちゃんなのに愛らしいそれぞれのキャラクターが私にはストライクでした。  賞金稼ぎの主人公とそのターゲット、マフィア御一行、FBIの皆様、同業の賞金稼ぎ、それと金貸し屋。この5グループが互いに関連しあいながらドタバタと絡み合い展開されるストーリー。常に目が離せない展開。ちょっとした笑いや決め台詞もきっちり決めて、また見たいなあと思わせるような素晴らしい作品に仕上がっていると思います。[DVD(字幕)] 8点(2015-03-05 23:28:49)(良:1票) 《改行有》

10.  レインマン 《ネタバレ》 チャーリーの心情が変化する折り返しポイントがハッキリとわかる箇所があり、そこで一気にぐぐっと入り込めるか否かで評価がわかれそうな本作。私は入り込めなかった。それは描写の影響が大きかったと思う。兄が病院に入ったのは自分のためである。自分が心の友達と思っていたのは兄のことだった。それでチャーリーの心情が動くのはわかる。けどその他の部分が尺的にかなりの部分を占めていて、要は「もしレイモンドが300万ドルの遺産を受け継いでいなくても同じ結果になったか」「もしレイモンドに特異な才能が無くても同じ結果になったか」「もしラスベガスで大敗を喫していても同じ結果になったか」という部分にどうしても目が行ってしまう。もちろんそれらはただのきっかけに過ぎないし、こういう描写のほうがリアルなのだけれど、私が入り込めなかった理由としてかなり大きい影響があった。チャーリーの心情が変化する理由として、「事実を知った」「自分でも無意識のうちに兄への思いがあった」以外にあと一つ、あるいはどちらかの描写的な掘り下げがもう少し深ければガラッと印象が変わっていたのではないかと思う。[DVD(字幕)] 5点(2015-02-20 01:53:04)

11.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 好きな映画では断じてない。が、魅入らされたのは事実です。 ・・・どうでもいいけどハートマン軍曹の元ネタってこれだったのか・・・w[DVD(字幕)] 8点(2014-11-04 18:57:33)《改行有》

12.  ポリスアカデミー 《ネタバレ》 う~むくだらん(もちろん良い意味で)。コメディ主体のこういう系の作品では仕方ないことですが、如何せんパターン化しすぎて展開が読めすぎるのが辛い。序~中盤に伏線を撒き、最後の1イベントで回収。唯一校長の「数字に弱い」は、あ、なるほどと思いました。同じベタでも私としては「最後はシリアスかつ熱い展開になる」の度合いが強いほうが好みなので、その点ちょっと合わなかった。物足りないというべきか。そもそもコメディ作品はそのネタ自体が合うか合わないかというのが大きい気がするので、難しいところです。[DVD(字幕)] 5点(2014-11-03 18:12:23)

13.  E.T. 《ネタバレ》 賞獲りまくるのにも納得。なんて夢溢れた作品なんだ。今見ると宇宙船がちゃっちいとか心マが適当すぎるとかそんなことはどうでもよろしい。ストレスの無いときにしがらみを忘れ心空っぽにして観たい作品の筆頭です。  ストーリー的には地球に舞い降りた宇宙人を宇宙へ帰してあげようというただそれだけ。しかもメインは子供たちと宇宙人なもんだから、会話劇や心理的駆け引きなどになるわけもない。でも、それなのに、「be good」や「stay」など単純でインパクトのある語を効果的に使い魅せてくるあたりはさすが。「E.T. phone home」を無意味に真似しまくったのは私だけではないはず。  また、全編通して子ども目線な本作。子ども心にはちょっぴり豪華なピザ食べて賭け事のマネして、酔っ払って、女の子とちゅーして、隠し事があって、大人はちょっと怖くて・・・。大人になるとどれもなんでもないことだけど、子どものときはすごくワクワクした。その描き方が凄く上手い。月をバックに自転車で空を飛ぶあの画。BGMと相まって、最高のカットですね。  +αで、E.T.の可愛さが120点。ぬいぐるみに紛れてるシュールさ&可愛さがもう最高。ただ「なぜ可愛いと思うのか」と言われたら非常に難しい。大量のE.T.が地球に攻めてきたという設定でも可愛く見えるのかと言われたら怪しい。かわいいか否かを分けるポイントはどこなのか、無駄に考えさせられる今日この頃です。[DVD(字幕)] 10点(2014-10-20 23:46:50)(良:2票) 《改行有》

14.  プロジェクトA 《ネタバレ》 細かいことは考えずにシンプルに楽しんで観るべきエンターテインメント作品。今まで観たジャッキー・チェン映画では最も面白かったです。貴重(?)な中国麻雀のシーンがあるのも個人的には良かった。でもあれ麻雀やらない人には互いの心理がよくわからないのでは・・・w ①アクションが凄い  カンフーもので初めて観たのがこの映画なのですが、いや凄い。攻撃側が遠慮したり避ける側が余裕で避けちゃっているといった予定調和な感じが全く見られず、アクションシーンにものすごく力が入れられているのがわかります。また、純粋な拳同士の戦い・・・ではなく、周囲にある物を利用しまくって戦う点も、飽きさせず面白いです。フェイが見た目に反して普通に強いってのも良い。アクションを観ることのみを目的として観るのも全然ありだと思います。 ②吹き替え  1周目は字幕、2周目は吹き替えで観ましたが、吹き替えもかなり良いです。本作はコメディシーンもかなり多いですが、日本語での掛け合いが良い味出してます。最初の「まぁ~いごになっちゃった」終盤の「だから何度もそう言ったでチョウ!?」「はりゃ!?」とかには笑いました。[DVD(字幕)] 10点(2014-05-27 02:50:22)《改行有》

15.  シルバラード 《ネタバレ》 人物相関が見事、この一言に尽きます。ある男がたまたま出会った男の元仲間の悪徳保安官がつるむ牧場主の一味がある男の暗殺を企て・・・と、辿っていったらキリがないくらい複数ありまくる人物同士の絡み。海堂尊並の絡みっぷりです。それが主役4人と悪の親玉1人以外のサブキャラにもきっちり行き届いていてどのシーンをとっても面白く飽きさせない、そんな作品かと思います。シンプルな勧善懲悪を軸に据えた王道でありながらここまで楽しませてくれる練られた構成、見事だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-27 00:33:07)(良:1票)

16.  ロング・ライダーズ 《ネタバレ》 「ジェシー・ジェームズ」という名前を冠していなければ、至って控え目で普通な人なリーダー。周りの連中の方が目立っている。もちろんそれは意図してやってるわけで、本作のジェシー・ジェームズはあくまで「軍人」というキャラ付けなんだろうと思います。南北戦争が終わり、仕事が強盗にチェンジしただけ。仕事以外の部分では家族を重んじ愛する人もいる。しかしいざ仕事となればリーダーとして時に非情とも映る判断を下す。そんな最後の南軍として描かれる彼らも、徐々に人数を減らし最終的には0人に・・・冒頭から入り込む騎乗した仲間達のシルエット。最初は7人、後に5人、最後は・・・。独特の雰囲気とともに、哀愁漂う作品です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-05-15 06:01:31)

17.  ヤングガン とにかくビリーのキャラが素晴らしい。凄腕ガンマンだが教養もあり、何といっても子供。内面的には純粋な超悪ガキという感じで、復讐に向かって一直線。周りの大人たちと違いこいつを撃ったら後がマズいとか戦力差がありすぎるといったことは一切考えず、ただ目標に向かって突き進むだけ。相手が保安官だろうが何だろうがお構いなし。その「子供の無鉄砲さ」という点では他作品の若者達と同じだが、そこに確実な狂気が含まれる点が大きく違う。狂ったような笑い方、殺すことを楽しんでいるかのようなあの感じ。人として好きかどうかは別として、魅力を感じたことは確かです。  作風としては異色系で、オープニングのBGMからもう異色。観る作品間違えたか?と思いましたが、全体で見るとガンアクション多めでシンプルストーリーな本作にはまあ合っているのかなと思います。[DVD(字幕)] 8点(2014-04-17 22:23:37)《改行有》

18.  ペイルライダー 《ネタバレ》 不思議系西部劇ですねぇ。イーストウッド扮するプリーチャーは最初から最後まで謎な人なわけだけど、その謎さは単に名前とか過去とかではなく、存在そのもの。少女が奇跡を祈った瞬間に現れ、青白い馬に乗り、そこにいたかと思えばフッと消え、「死んだはず」と思われ、背中に6つの銃痕を持つ。そこから連想されるのはやっぱり幽霊さん。最初っからファンタジーやら何やらなら幽霊登場というのはまあベタだけど、ペイルライダーにおいては作風が普通にシリアスなだけに、その不思議さが際立つ。しかしそうなると過去にイーストウッドは6発の銃弾によって殺され、かつ自らラストで保安官を同じく6発の銃弾で殺していることから、復讐目的だった?となるけど、途中でそんな目的やテーマが垣間見えることは全く無く、イマイチしっくりこない。それに砂金を掘る人々に影響を及ぼしている点も何か意味が込められているんだろうし・・・。とりあえず「種明かし」的なものがなかったため、色々解釈の仕方があるよ系の映画だと思うことにします。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-10 00:27:13)

19.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》  今までに観た全映画の中で最も好きな作品。表記上は10点となっていますが、私の中では100点です。ストーリー・世界観・BGM・キャラクター等、文句なしです。あまりにも観すぎて、一字一句完璧ではないですが全編通しての全員のセリフを記憶しました。いつの間にか。  特に、これから観る人ももう観た人も、騙されたと思って吹き替え(三ツ矢版)を観てください。私も基本洋画は字幕で観ますが、この作品だけは別です。素晴らしすぎる。吹き替えは三ツ矢版・山ちゃん版・織田裕二版とありますが、その中の三ツ矢版です。  山ちゃん版も普通に良いのですが、まあ英語をしっかり訳したな~というような優等生的な吹き替えです。これに対し三ツ矢版はこれ絶対声優さんがやりたい放題やってるだろwという感じの自由な喋りっぷり。しかしそれが神がかっています。「やややや待ってくれよビィフゥ~もしあの車に欠陥があったとしたらぁ~毎日乗ってる僕が気付くはずだろぉ、おかえりぃ」とか、誰がそんな風に言えと言ったwwwってな感じです。しかしそれがまたキャラに合いすぎているし、上手すぎる。完璧です。  また、この映画は初見でストーリー本線で観てもとてつもなく面白いのですが、伏線というか隠し要素の数がハンパじゃなく、何度観ても面白い作品となっています。無駄なシーンが一切ないといっても良いくらいです。  例えば一番最初のドクの部屋のシーン、あの大量の時計の中にはドクが時計の針につかまっている時計が混じっています。冒頭でラストのネタバレです。気づくかってーの。さらにtwin pines mallがlone pine mallになっているなどの小ネタや、バンドのテープをさりげなくジェニファーがマーティに渡しているなど、細かく観れば観るほど面白い作品です。[ビデオ(吹替)] 10点(2014-01-17 04:10:24)(良:4票) 《改行有》

20.  アニー(1982) 《ネタバレ》 かの有名な名曲「tomorrow」と子どもたちの「すごい練習したんだろうな~」というところは良かった。しかしそれ以外は・・・という作品でした。  特に致命的なのは、ミュージカルに的を絞っていないところが逆効果になってしまっている点。超能力もそうですが、ラストシーンは「別の映画か?」となってしまうアクション系。しかも助けるのはお前かよ!という。人間ドラマ的にも、(限られた時間のミュージカルだから仕方ないといえば仕方ないのですが)な~んかあっさり、という感が否めませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2013-12-28 04:31:33)《改行有》

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