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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 野いちご 《ネタバレ》 名声はあるが孤独な老人が、式典に出席するため家を出発する。 小旅行の途中で、陽気な若者たちや過去の自分自身にも出会う。 老人の人生は終盤だが、今回の小旅行で少し意識が変わる(良い意味で)。 そんな映画。 もし私が映画を10本だけ選べと言われたら、迷わずこの1本を入れる。 同時に『デッドプール』も入れるだろう。[DVD(字幕)] 10点(2017-09-16 20:03:07)《改行有》 2. 1984(1956) 《ネタバレ》 恐い映画。まじめな映画。 徹底的な監視社会で、自宅の中にカメラとマイク。権力者の悪口が言えない。 その権力者は抽象的で、良く分からない。 なんというか、いろんな意味で古臭い映画。 1956年公開の映画だから仕方ないかもしれないが。 短編小説を、引き伸ばして長編にした感じ。 キャラも立ってないし、いい映画とは思えない。 ラスト、振り向くと彼女がいない。 もう二度と会うことがないのだろう。[DVD(字幕)] 6点(2017-06-11 17:32:43)《改行有》 3. ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 突如あらわれた大怪獣が日本に上陸する。 水爆でも死なない生物に、通常兵器は全く役に立たない。 そこに芹沢博士の超兵器が発動! 博士は海中で自殺する。二人の幸せを祈りながら。自分の罪を悔いながら。 60年以上前に作られた初代ゴジラ。 二人の男に泣いた(山根博士と芹沢博士)。 怪獣映画といえばゴジラ。本多監督がこの映画に込めた何か。それが良かった。 芹沢がどんな思いで生きながらえてきたか。 それが分からないと、この映画は何なのか全く分からないだろう。 余談だが、ゴジラに縁のない人生で、ガメラばかり観ていた。 また、日本語音声&日本語字幕で観た。字幕があると、セリフを聞き間違うことがないので良い。[DVD(字幕)] 8点(2017-04-17 13:15:55)《改行有》 4. 東京物語 《ネタバレ》 世界でも有名と評判の小津監督の代表作。「どうせ、甘ったるくて古臭い映画だろ」「有名だから信奉されてるだけさ」。●違った。人間を優しく冷たく、そのまま表現している映画と思う。もちろん映画だから嘘だらけだし、わざとらしいけど。●孫より子供が可愛いというのが、正直過ぎて笑えた。実際、孫なんてさ、幼児なんてさ、可愛いもんじゃない。馬鹿でわがままだしさ。●大人になるとは、妥協して無視すること。家族でも、親子や兄弟を無視するのが現実。絆は虚構。●悲しくて、冷たくて、優しくて、現実っぽい映画。古くならない映画だと思う。■1950年代の「名作」は厳選されてるから、現代の映画より高品質だと思う。「古いけど面白い」と書いてる馬鹿がいるが、「古いから面白い」ことに気付けと思うな。★10点[DVD(邦画)] 10点(2014-06-15 05:57:00)
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