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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 「感心」したが「感動」は無かった。 確かにアカデミー視覚効果賞に相応しくゴジラはもちろん海洋シーン含めて迫力満点の映像。(これに1点です) しかし肝心のストーリーとなると???の連続。 ・まず序盤で大戸島でゴジラの襲撃を受けた時敷島が20ミリ砲を打たなかったことで橘に詰られるが未知の怪獣とはいえたかだか戦闘機に 搭載されている機銃程度で倒せる相手ではないことぐらい解るはず。なのに敷島はあとあとまで「また逃げた」と愚痴るフシギ。 ・帰還したことを澄子に詰られるが「安藤サクラ」はミスキャスト。戦後間もなく食糧不足の折あまりに健康的過ぎる。 これは敷島の仕事仲間の野田等にも言えるが総じて元気良過ぎ。 ・野田発案のワダツミ作戦もいかにも陳腐。 私は「シン・ゴジラ」のヤシオリ作戦を「ストローチューチュー作戦」と揶揄したがこれはさながら「浮き輪ブクブク作戦」か。 作戦は案の定失敗しあげくゴジラの口中に爆弾抱えて突撃、ナンノコッチャ。 ・そして私の大きなガッカリは伏線ミエミエの「ハッピーエンド」(違和感のないハッピーエンドはアリです) 特に典子が爆風で飛ばされた時敷島は探しもせず泣きわめくのみ、そして葬式の場面。いくら何でも早過ぎる、オカシイと思っていたら ラストの再会シーン。 敷島の脱出も橘が「震電」の操縦席でのシーンで「これが爆弾の安全装置だ」と説明し「そして・・・」で次のシーンへ、これも?と思って いたら脱出装置を教えていた、とのオチ。 加えて典子の首の「アザ」が後遺症?ゴジラの細胞?などと喧しいが「あざとい」としか思えない。 ここまで書くと高評価の方からは「何もそこまで」と言われそうですがまぁレビューというものはその映画が「面白かった」方は「あばたもエクボ」、「つまらなかった」方は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」コメントになるもので本作について私は後者だったまでです。 どうぞご容赦ください。 [地上波(邦画)] 1点(2024-12-14 16:48:44)(良:1票) 《改行有》 2. 総理の夫 《ネタバレ》 概ね5点レベルの評価ですが私は終盤まで7~8点くらい面白く観ていた。 ややリアリティには欠けるが志高い凛子、純心な日和、凛子を敬う富士宮、ワケありなるい、腹黒い原九郎などが織りなす人間模様、 そしてその原がるいを使って日和に仕掛けるハニートラップ~凛子の妊娠~選挙で勝利、まあそこそこ楽しめた・・・ が、終盤、凛子の辞任記者会見会場へ乱入した日和の演説(絶叫?)には唖然呆然。 内容も支離滅裂、ほとんど心に届かなかった。 それにあれだけ凛子降ろしに暗躍した原がなぜ日和乱入を助けたのか、凛子の後任は原ではないしかなり高齢の設定のようなのでその変心が解せない。 そんなこんなで評価は急降下、3点。[DVD(邦画)] 3点(2024-02-02 18:15:51)《改行有》 3. 風の電話 《ネタバレ》 ハルにはほとんど感情移入(共感)できない。 ストーリーにもリアリティ(あるある)を感じない。 確かに震災で両親と弟を一度に亡くしたことは大変なショックだっただろう。 だがすでに8年経ち高校3年にもなって倒れた叔母を病院に置いたまま制服のままヒッチハイクして岩手に帰ろうとするのは無茶。 そして公平はじめハルに出合う面々もまずは警察に相談する、病院や学校に連絡する、など未成年者を保護した時の常識的な対応が全くない。 終盤で母親に無断で「風の電話」に行こうとしている少年にハルが「親には連絡したほうがいいよ」と忠告するが「よく言うよ!」と思った。[DVD(邦画)] 1点(2024-01-25 16:37:14)《改行有》 4. 決戦は日曜日 《ネタバレ》 なかなか面白かった。 近くの図書館で何気なく借りたが裏金やキックバック問題など政治家のモラルが問われている昨今、タイムリーな作品だった。 ストーリーもリアリティを感じさせ二世候補者、秘書、後援会の重鎮、あるある感満載だった。 宮沢りえは「湯を沸かすほどの熱い愛」や「紙の月」などのシリアスな役より昨年の大河ドラマでの「牧の方」や本作のような「跳んでる」キャラのほうが適役ではないか。 特にツッコミどころは無かったが一点、終盤の投票日のシーンで今は投票締め切りと同時にTV各局とも出口調査等に基づき当選確実を報じているが本作では確か約二万票ほどリードしているのに開票状況を見守るシーンが続き違和感を覚えたのでマイナス一点。[DVD(邦画)] 9点(2024-01-13 16:09:11)《改行有》 5. そして、バトンは渡された 《ネタバレ》 序盤を観ながら石原さとみがよくこんな悪女悪妻悪母役を受けたなぁ、と思いました。 特にみぃたんがブラジルに行った父に書いた手紙を出さない、来た手紙も隠す(後で告白しますがミエミエ)のは人間失格です。 こんな極悪イメージを払拭するには最後に事故か病気で死ぬくらいしかないかなぁ、と思っていたら死んでしまいました。 まぁ石原さとみとしては納得の役回りでしょう。 しかし観るほうは納得できません。 子供が産めない体だから、病気だから、みぃたんが可愛いから、という理由だけであんな勝手気ままな生き方が帳消しにはなりません。 他にも感情移入できないところがあれこれ。 ・水戸が唐突にブラジル行きを切り出すのはあまりに無茶、さすがに梨花が怒るのは当然 ・梨花がなぜ子供を産めなくなったのか、病名は何か(結局10年以上存命している)、説明不足 ・優子は自分がピアノ伴奏した卒業式に梨花が来ていたことを後で知らされて驚くが後方とはいえ車いすで参列していた梨花に気が付か ないのは不自然 そんなこんなでラストは登場人物総出で「バトン」か早瀬に渡され大団円・・・ですが私としては梨花が棺桶から飛び出し「みぃたん、ドッキリ!だよー」と優子に抱きつく、というオチを期待してしまいました。[DVD(邦画)] 3点(2023-06-27 18:41:56)《改行有》
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