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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  晩春 いい映画だなー。つい何度でも見てしまうMy BESTの小津映画。 ファザコンの家庭生活に甘んじて、外の世界へ一歩踏み出せない娘と、 娘との生活に慣れすぎていたことに気づき結婚を契機に互いの自立を促す父。 この作品は原節子の小津映画初出演になるが、小津の原によせる愛情が満ち満ちたような作品で、前から、斜めから、お尻から撮るだけでなく、起きている顔、寝ている顔、笑い顔、愛想のいい顔、からかうような顔、澄ました顔、不機嫌な顔、冷たい蔑むような顔、 嫉妬に駆られた顔、穏やかな顔、と実に貪欲に原節子を丸裸にするように撮っている。 原節子もよく小津の要望に応えたというべきで、従来の単なる笑った美人女優から大きく脱皮して、 多面的な要素を含んだ一個の人間としての役柄を好演している。それを周りの役者ががっちり支えているのも素晴らしい。 結婚前の旅行で父が娘に説く場面は、ちょと説教臭くて、この映画の唯一のキズだが、全体的に気持ちよく感情移入のできる映画で、 「東京物語」のように立派すぎないところもまたいい。[映画館(邦画)] 10点(2019-09-25 00:40:19)《改行有》

2.  ジェーン・エア(1944) この映画は、話を無理にひねりすぎているような印象であまり感心しない。唯一の見どころは、圧倒的な存在感で魅せるオーソン・ウエルズに尽きる。 あの不敵な面魂、声の良さ、セリフ回しのうまさ、演技の自然、どれをとってもマーロン・ブランドの上を行く。同じブロンテ姉妹の作品に「嵐が丘」があるが、ヒースクリフの役をオリヴィエではなくオーソン・ウエルズした方がよっぽど良かった、と思わせるような演技の出来栄え。まさにアメリカ映画界の産んだ鬼才。 あと少女時代のジェーン(ペギー・アン・ガーナー)もうまかった。 ジョーン・フォンティンは、演技的にはやや単調だったが、主張しすぎないところと、清楚で美人過ぎないところが逆に良かったように思う。[DVD(字幕)] 7点(2017-12-27 22:36:46)《改行有》

3.  山羊座のもとに 確かに、ありわせのビデオをデジタル化したような最悪の画質。へんな雑音も入ってるし。 この映画にヒッチコックのいわゆるどんでん返しに次ぐどんでん返しのサスペンスを期待すると失望する。 イングリッドバーグマンの精神を患ってるのかと思ったら、ただの酔っ払いだったという演技のまずさもイマイチ。 ではなぜそんな作品が9点かというと、それはひとえにヒッチコックの群を抜いた演出力に捧げた点数。 これはサスペンスというよりは、愛憎劇だ。 それもイタリアの巨匠ヴィスコンティなどが描く愛憎劇に似ているが、ヴィスコンティなどよりはるかに演出技巧が高度。 ワンカットで、外から女中部屋を通ってダイニングへ、さらに居間へ移動して、またダイニングへもどってくるとか・・・ どうやって撮ったんだろうとおもわれるような、あのワンカットの息の長さ。しかも息が長いだけでなく 登場人物の心理に合わせて巧みにカメラサイズを変え、役者を自在に出入りさせている人物さばきのうまさ。 こういう卓越した演出が自然の流れの中で随所に見られ、愛憎劇に深みを与えている。 普通ならこれは重い悲劇に終わる話だが、それをしないで軽いハッピーエンドに終わらせているところが、 いかにもヒッチコックらしい。 結局ヒッチコックは、どんでん返しのサスペンスストーリーに頼らなくても十分重量級の悲劇を撮れる巨匠なのだが、 生涯、観客へのサービス精神に徹した、超一級の職業監督だったんだな、と思った。[DVD(字幕)] 9点(2015-11-16 15:06:48)《改行有》

4.  赤い手のグッピー グッピーと言っても熱帯魚ではありません。グッピー一族のことですw で、この品はフランスの昔の田舎町、一族の不名誉となる公権力(警察)の介入を断固として拒む(日本の田舎と同じw世界共通なんだなw) ところから生まれる悲劇です。 なによりも登場人物の描き分け方が見事。 さすが「モンパルナスの灯」を撮った監督らしく、弱者に対する共感が素晴らしい。 一族の怠けもので嫌われ者の犯罪者が木に登って叫ぶセリフ「もっともっと上に行くんだ。空に行くんだ。光だ。太陽が見えるぞ。俺は太陽の中さ。」 泣けます。[DVD(吹替)] 8点(2015-11-01 16:08:09)《改行有》

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