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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 大空港 《ネタバレ》 クラシックな映画とそうは呼ばれない映画の過渡期のような作品。 スターは貴族的で女性は淑女。物語はゆっくりとすすみ過度な演出は避けられている。 映画の作り方が大きく変っていった過程を見る様で興味深い。 価値観もえらく過渡期の存在で成就する不倫が二件。成就する犯罪が一件。失敗する犯罪が一件。 と現代に生きる人間にとってはそりゃあかんやろ。ということが、どちらかといえば肯定的に描かれていて面食らった。 パニック映画の技法が確立されていない時代ですので、 そういった描き方はパイオニアとしては十分なクオリティだと思う。 しかし、不倫の映画ならともかくこうした倫理観の映画という時点で非常に萎える。[インターネット(字幕)] 5点(2015-12-28 10:36:27)《改行有》 2. 女ガンマン・皆殺しのメロディ 女性が主役という物珍しさが目立つが基本的にオーソドックスな西部劇。 むしろ師匠となる殺し屋や復讐対象、町の人々の描き方が秀逸で、 だったら普通の少年かなんかでやったほうがすっきりしたのではないかと思う。 ラクエル・ウェルチがきれいでそれだけでも最低限の魅力が保障されるけれど、 それ以上に演出などがんばって面白くしようとしている。 キャラクターがそれぞれに立っているし脚本もそこそこ練れている。 よくわからん人が出てきたり追っ手がどっかにいったりするあたりの雑さが残念ですが、 よく出来ている部類の映画かと思います。[DVD(字幕)] 6点(2015-12-22 18:25:55)《改行有》 3. サイレント・ランニング うーん。ロボットなんかの作りがしょぼいのは仕方ないにしても そこまで普及のテーマといえるのかどうか、 現代でも斬新な気もするが、少し時代遅れの考え方なように思える。 テーマが現代において通用しきらない以上は、評価はここまでが妥当じゃないかと。[DVD(字幕)] 5点(2015-11-07 20:49:53)《改行有》 4. サイレントパートナー 高品質のサスペンスだが、持続力が弱かった。残念。 地味さを強調する序盤から急テンポの犯罪。裏をかく小心な作戦。 主人公、犯人双方が悪党のストーリーは多いが、 犯人が大物らしい蛮行を繰り返し主人公を追い詰める緊張感。 怯えながらも窮鼠猫を噛むように抗う主人公の対比がよく、 旨をわしづかみにされるような展開も、中盤に差し掛かるとかげりが見え始め、 別の映画のようになってしまった。 まあこの頃の映画ってこんなん多いけどね。[DVD(字幕)] 6点(2015-11-05 17:03:24)《改行有》
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