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プロフィール |
コメント数 |
83 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
庶民の個性が尊重されても、アーティストの個性は尊重されない。 寺山修司、中田秀夫、アルジェント娘、アルジャーノンへ花束をフランス映画版。反語的マザコン。 愛されなかったというよりも、許されることのなかった子供。 ひと並みの人生は送れない。 |
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1. 野良犬(1949)
《ネタバレ》 注意。超ネタバレ。
この映画は、真夏の暑い夜、野外上映会(俺が子どもの頃には夏休みの一日、たいていそういう日があった)で観たかった。今は夏だが、エアコンの利いた部屋で観た。格好悪い俺(この格好悪さは、三里塚のドキュメンタリーをDVDボックスで買うプチブルっぷりと共通している)。
ラスト付近。
刑事が犯人を捕まえた後。二人ともへとへとになって倒れ込んでいるところ、朝の通学なのか、子供たちの歌声が聞こえる。姿は見えない。
画は花や虫のアップだ。スゲー(これじゃあ黒澤が歴史にその名を刻んだのも無理はない)
犯人は泣き始める。
その言い知れぬ後悔は俺にも伝わってくる。
「ぼくたちはかがやく陽射しを目指すべきではなかったのか」 <- ここは一種のなぞかけになっている。ほとんどの人はわからないはずだ。
妙に大いなる勇者を思い出させる映画だった(が、もちろんこっちのほうが早い。内容も全然違う)。[DVD(字幕)] 8点(2022-07-07 02:55:10)(良:1票) 《改行有》
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