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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 近松物語 《ネタバレ》 もしかしてハッピー側に転じるのかもと期待を込めつつ見ていたが、やはりというかどんどん悪い方へ転がって行き、予想しうる中で最悪に近い方のラストだったので救われない。悲しいだけでさほどの味わい深さや余韻が感じられず、あまり楽しめなかった。[DVD(邦画)] 4点(2025-05-02 14:56:21)(良:1票) 2. イヴの総て 《ネタバレ》 イヴの総てでもあり、女の総てでもある。恐怖を残す終劇が秀逸。今の映画の英語は口語に忠実なんだろうがモゴモゴして聞きづらいのに対し、昔の映画の英語は発音が明瞭だし崩した文法でもないので分かり易いと思いました。[レーザーディスク(字幕)] 6点(2025-04-26 20:13:57) 3. 幕末太陽傳 《ネタバレ》 ほぼ全てのシーンが一遊郭の中で閉じるような舞台で数多くのイベントがテンポが良く回転。早回しのような速度ながら全ての役者が活き活きと活動。練られた脚本に感心する。とてもじゃないが真似出来そうにない世渡り上手で超明るい中に死の影を漂わせる渋さ。かなり完成度の高い作品である。[DVD(邦画)] 7点(2024-09-07 16:32:15)(良:1票) 4. 狼(1955) 《ネタバレ》 新藤兼人軍団揃い踏み、というかなんか出過ぎな感も。まあ相変わらず味のある映画作りがうまい監督だ。ストーリーとしては、戦後の悲哀に擦り切れていく庶民の悲劇であり、見るに辛いものがある、が、一方映画としてだからどうなのというか、そりゃあ皆きつい時代だったろうしやぶれかぶれにもなるだろうが、エンタメ的にはもうひとひねりほしいところ。[DVD(邦画)] 6点(2024-09-04 19:40:16) 5. 原爆の子 《ネタバレ》 祖父と孫の情愛が胸を打つ。結婚のシーンが喜びよりうっすらと悲しみに覆われていてどうも違和感がある。葬式みたいだ。そこだけ得心が行かない。[DVD(邦画)] 9点(2024-02-22 18:46:36) 6. 白い馬(1952) 《ネタバレ》 退屈さはあるが、白さが際立つ美しい映画に癒されました。馬の疾走感が素晴らしい。終わり方は好きです。途中からそういう終わり方になるんだろうなと予感はありました。[DVD(字幕)] 7点(2023-10-05 20:21:10) 7. 赤い風船 《ネタバレ》 なんかいいねこの映画。心が洗われる。ほぼセリフ無し。全年齢層に受け入れられるほのぼのとした短編映画。[DVD(字幕)] 7点(2023-10-04 19:18:37) 8. 河(1951) 《ネタバレ》 おそらく原作が良いのだろう、映画も非常に詩的でインドの自然と風俗も織り交ぜられて気高い完成度になっている。長すぎないのも良い。少女達はよいお年頃だが、隣家のインドの血を引く女の子の成熟度が群を抜いている。 今週の気づいた事: インドの美人の顔が皆同じに見えてしまい区別がつかない[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-09 20:55:53)《改行有》 9. フレンチ・カンカン 《ネタバレ》 やり手のプロデューサーは踊りが得意。自分がフリーメーソンしたショーへの拍手喝采が大好物。 映画は、モーニング娘。の誕生みたいに始まり、段々とAKB48みたいになっていく。 ニニが小柄でかわいい。 かつてのカンカン踊りのダンサーがホームレスになっているのが悲しい。 フランス映画というかヨーロッパ映画にありがちだが、台詞の所々に一々詩情風センテンスを挟むのがうざい。 今週の気づいた事: キャバレー。[インターネット(字幕)] 6点(2023-07-06 09:50:52)(良:1票) 《改行有》 10. 晩菊 《ネタバレ》 女は怖い、怖い。映画としては、なるほどねーって感じです。見てよかったとか得るものがあったとかはないですねー。皆演技が達者だなーとは思いましたけどね。耳の聞こえないお手伝いさんがかわいかったです。[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-30 20:00:42) 11. 早春(1956) 《ネタバレ》 やけにサラリーマンの悲哀を強調する。今となってはサラリーマンになる人が多くなったが当時はこれから高度成長の時期でサラリーマンを選択する人が徐々に増えつつある時期だったのかもしれない。サラリーマンの「あるある」が散りばめられているのだが、今見るとちょっとうるさい。シナリオと演出上の芸の細かさはさすがである。[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-28 14:01:24) 12. あらくれ(1957) 《ネタバレ》 おもしろい。わかりやすい。役者がどれも上手い。[インターネット(邦画)] 8点(2023-06-26 14:49:07) 13. 驟雨 《ネタバレ》 犬も食わない話。だからこそいい。舗装されていない道、野良犬。昔の田舎を思い出す。もっと昔は東京もそうだったんだなー。 まとめ: サザエさん[インターネット(邦画)] 7点(2023-06-23 18:46:50)《改行有》 14. 無法松の一生(1958) 《ネタバレ》 期待値が高かったせいで逆に。確かに胸にぐっと来る部分はあるものの。きっぷのいい人を際立たせるための演出がえぐい、しつこい。これでもかこれでもかと。わかったからいやもういいって。[DVD(邦画)] 5点(2023-06-19 20:24:20) 15. 勇者の赤いバッヂ 《ネタバレ》 戦場にあって死を恐れる若者。自分と重ね合わせると、死と隣り合わせの戦場でどう振る舞うだろうかと考えさせられる。 ストーリーは単純といえば単純なのだが戦場の臨場感がよくできており、短いながら良作。当時の映画にしては音楽が控え目で助かった。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2023-01-14 21:05:23)《改行有》 16. 黒い牡牛 《ネタバレ》 西部劇との先入観で見たら、全然違っていてびっくり。 ヒヤヒヤするが、ヒリヒリはしない映画。長くはない映画なのだが、どうも退屈。 闘牛に着目して見るならば、今となっては闘牛はいけませんなあと感じさせる映画。闘牛における人間側の勝手な解釈が痛々しい。 なんなんだこの手のひら返しは、て感じ。生かすも殺すも観客次第の闘牛場。 そういう所に何らかの皮肉や比喩を示しているかもしれないが、内容がこうもつまらなくては目も当てられない。 強い陽光に力強いカラーがまぶしい。メキシコシティーのPR映画とも言える。[DVD(字幕)] 3点(2022-04-17 19:55:57)《改行有》 17. 東海道四谷怪談 《ネタバレ》 ほぼロケーションなし。職人技を結集した完璧なセット芸に頭が下がります。良い画に仕上がっています。裏方の仕事魂を讃えます。 ただ、ホラー仕立てだが、怖さと言うより気持ち悪さが目立ってしまう。もっと怖さに比重を持ってきてほしかった。 お岩の死因は自傷?よくわからず。子供もいつ死んだんだかあやふや。セット芸に走った分、シナリオの練りが足りず無理矢理感、まあこれでいいでしょ感がにじみ出ています。シナリオ周りは残念です。 天知茂が時代劇をやると画面が引き締まるねえ。 蛇も良い芸をしております。どうやって演技を仕込んだんだろう。[インターネット(邦画)] 6点(2022-03-28 15:28:47)《改行有》 18. 蜘蛛巣城 音声のコントラストが消えてしまっていて何を言っているのかわからない。字幕付きのDVDで見れて本当によかった。 映画自体は文句なしに面白い。ストーリーと言い、画作りと言い、迫力と威厳があって飽きさせない。[DVD(字幕)] 8点(2022-03-20 14:59:07)《改行有》 19. 流れる 《ネタバレ》 さぞかし原作は面白いのだろうと思わせる映画でした。 江戸と東京の両方を味わえます。 人権という言葉が急に出現し、伝統の世界と言えどここは現代なんだなと思い知らされる。 出演者はほぼ女性ばかり、そしてその女性たちがなんとか仕事をつないでいく姿が映し出されるのだが、男を間に立てておかないと進みにくい様子も出てくる。現代においてもなお男性優位で社会が回っていることをあぶり出している。[DVD(邦画)] 6点(2022-03-20 14:50:24)《改行有》 20. ローマの休日 《ネタバレ》 初めは少女、事件ののち大人の女。描き分けがお見事です。[地上波(吹替)] 7点(2022-03-20 07:45:57)(良:2票)
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