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プロフィール
コメント数 48
性別 男性
自己紹介 小津と是枝はブラックリストに入っている

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
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1.  あの夏、いちばん静かな海。 《ネタバレ》 良い映画だが、ところどころ拙さが気にかかる。実際、ラストは無意味に唐突で、言葉にしなくても滲む下手な感傷がこの映画を醜くしている。 久石譲の音楽は相変わらず酷い。何の深みもない。余計な音楽さえなければかなりマシになる映画が北野映画には幾つもある。[DVD(邦画)] 5点(2019-04-02 04:25:29)《改行有》

2.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 二度目の視聴。一度目観た時はかなり気に入ったが、再度視聴してやや意見が変わった。 この作品以前に撮られた「3-4X10月」と比べるとどうも見劣りする。 本作は各シーンの無造作な継ぎ接ぎ感が否めない。 脚本上、物語における起伏は望めないのだから、シーンをもう少し絞って、 もっと腰を据えてどっかり撮ったほうが効果的であったように思う。[DVD(字幕)] 5点(2019-03-28 22:48:17)(良:1票) 《改行有》

3.  桜桃の味 《ネタバレ》 キアロスタミの最高傑作だろう。この終わり方にする理由もわかる。 これがフェイクであることを明示することが、却ってその真実性を硬くする構図をきちんと形成できていた。 つまりこれは具体的な事象であるというよりも、普遍的な事象であるということを表現し得ていた。 逆に言えばこの映画を見れば、他のキアロスタミの作品は見なくていい。それだけ芯を捉えている作品だ。 (ただしユニークな会話劇については「風が吹くまま」のほうが上だ。)[DVD(字幕)] 9点(2019-03-28 22:27:23)《改行有》

4.  美しき諍い女 文字通りの大茶番。「真実の芸術」というものの存在を四時間かけて偽証する。 作品内で「これが真の芸術ですよ」と説明さえすればその存在を証明したことになるのだろうか? ジャック・リヴェットとカンヌ映画祭とが己の浅はかさを露呈した記念碑的映画である。 この程度の思考力の者にでも「芸術」は、形だけなら行えるという教訓として大きな価値を持つ。 つまり芸術というものがどれだけ「それらしい」ところで行われているかということの訴えとしては満点に近い。 この作品の主張が、「芸術を行うものが芸術に幻想を抱いていてはいけない」という身を挺した警告だったならば10点を付けている。[DVD(字幕)] 0点(2019-03-28 00:40:27)《改行有》

5.  リュミエールと仲間たち 《ネタバレ》 巨匠たちの60秒などと言いながら、どれだけ説得力のあるものが撮れていたのか、疑問である。 せめてキアロスタミが見せてくれた程度の質のものが40本並ぶくらいでないと駄目なのでは? 吉田喜重など発想から幼稚でがっかりである。 インタビュー映像がいちいち挟まるのも野暮ったい。本編と分けるべきだった。 「巨匠たち」の実際がこの程度であるという批判的視点においては成功しているだろう。[DVD(字幕)] 3点(2019-03-25 12:45:59)《改行有》

6.  菊次郎の夏 《ネタバレ》 ある意味で北野映画を象徴する一作だ。 音楽のダサすぎるほどのダサさを除けば、多少のご都合展開を含めても、この映画の色として受け入れられるもののように思う。[DVD(邦画)] 5点(2019-03-18 02:30:47)《改行有》

7.  みんな~やってるか! 《ネタバレ》 コメディー映画でありながら、エンターテインメント映画ではないという奇妙な映画。 ある意味で「芸術系映画」と同じように、エンターテインメントを期待する観客には不満だろう。 初めの方では整合性を保ちつつ不条理を描くように進行していくが、途中から構造自体が破綻し始め、何をやっているのか分からなくなる。そうして全体が台無しになっていく構造や、コメディらしくない極めて冷めた雰囲気の自己破壊的な側面に、体験として特有のものがある。 笑える笑えないかという水準で判断される作品でないし、本当に面白いものは笑えない(笑えるものは手加減している)という感触がある。「監督・ばんざい!」よりも作品自体としての質は高い。 世間で言われているような意味合いでの下らない作品ではない。 例えば「その男、凶暴につき」や「座頭市」よりも、この作品からのほうが多くの感銘を受けた。[DVD(邦画)] 5点(2019-03-13 01:35:47)《改行有》

8.  3-4X10月 《ネタバレ》 強く惹きつけられた。あの「ソナチネ」より好きな作品だ。 ナンセンスなバイオレンスはある程度北野武に一貫しているが、この映画ではそれが最も明確に成されている。 特に兄貴分に「指を詰めろ」と迫られ、冗談かと思っていると本当に叩き切られ、それでいてなお関係は変わらず継続していくシーンは、北野映画の全シーンの中で最も優れている。 ラストシーンが、あれだけ上手く機能したのはおそらく意図によるものではないだろう。 映画全体のナンセンスさが、夢のナンセンスさとぴったり合致している。それでいてその生々しさが、けしてそれが「夢オチ」などという安易なものではないという印象を焼き付ける。 この映画を見終えたものが「あの出来事が夢だったとしても、現実だったとしても、全く同じことなのだ」とさえ気がつけば、あのオチに宿る奇跡の意味をおそらく知ることになる。[DVD(邦画)] 8点(2019-03-12 03:23:53)(良:1票) 《改行有》

9.  風が吹くまま 《ネタバレ》 エンターテインメント作品を期待すると、何も起こらないシュールな作品だということになるらしい。 アーティスティックな描写もなく、美しさが現れるときでも、常にリアリスティックではあるが、一流の芸術作品の水準に置かれた上質の映画である。 この映画にはいかなる失策も存在しない。それはエンターテインメント映画が多様な失策によって観客の注意を引くことの対極である。 ユニークな場面も、シリアスな場面も、ナンセンスな場面も、全てがひとつに調和している。 このお喋りな映画が、どれほどの「芳醇な静かさ」を醸し出しているか。 ありふれているように見えるのだろうか、私は普段暮らしている中で、こういった「温かい上品さ」には稀にしか触れることができないように思う。[DVD(字幕)] 8点(2019-03-12 02:44:08)《改行有》

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