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1. スカイスクレイパー
《ネタバレ》 文明の利器を駆使しての展開は、アナログ人種の自分には正直ついてはいけないのですが、昨今のパニック大作ものだとこうなるのでしょうね。
ドウェインの命懸けの奮闘ぶりを大画面で観衆が見守り、応援を始める見せ場は映画らしいノリで私の好みです。
ただ折角のこんなシーンを感動的に見せるには中途半端で、もっと単純明快なドラマを期待していました。
悪者だと疑われていた男が、家族を救う為にそこまでするか!?で、悪者ではなく善人のヒーローだったと民衆からも国家権力からも徐々に信頼を得て、応援される…って根底のストーリーを明確に浮き彫りにして欲しいところ。そこが歯痒かった。
テロリスト一味も何か釈然としないポジションで、悪役の綺麗系のお姐さんも今一つ地に足がついてなかった感。
昔ならシュワルツェネガー、今ならドウェインなド派手系活劇でしょうが、キャメロンの「トゥルーライズ」のように何度も観たくなるような吸引力は感じなかったのが残念。
主役の存在感に対して脇役キャラの魅力が乏しかったのもその大きな要因ですかね。
しかし期待通り、お約束通りのエンディングまで、一気に楽しめたので充分ではあります。[インターネット(字幕)] 7点(2025-02-14 06:46:23)《改行有》
2. ブレーキ・ダウン
《ネタバレ》 日本人にはあまり馴染みのない、広大な道路。
そこでの自動車の些細なトラブルから、徐々に不穏な流れに。
と、私もここで率直にスピルバーグの「激突」を思い浮かべました。
奥さんの意味不明な消滅から、映画はこうしてどんどん引き込んでくれるのが良いね。
悪いヤツはとことんワルなんだなぁと、引き込まれて続けて観続けるしかない。
ここまで非道な真似をしてくれたなら、主人公の感情が破壊して、憎らしさ込み上げる悪役一家も躊躇せず皆殺しに…なんてやっちゃたら、やはり映画にならないんだろうけど、子供に拳銃を向けられるシーンではあくまでも善人に徹する主人公に、些かもどかしさも感じました。
愛する女性に理不尽にあんな真似をされたのを目の当たりにすりゃ、正気じゃなくなる筈だもんね。
表はマイホームパパを演じるトラックのおっさんが、あそこまで狂気を剥き出しにして滅茶苦茶なカーチェイスまで行っちまうだろうかとの疑問はあるけど、まぁそういうサイコキャラならではの無鉄砲な展開にしないとね。
「激突」をオマージュしたのは導入部だけかと思ったら、まさかエンディングも…?と、正直これで呆気なくエンドかと拍子抜け。
日本人好みのクドいショートコントエンドは私は好みではないながらも、全ての真実が解明されて法的なお咎めもなく、ハッピーな後日談的な“チャンチャン♪”的なシーンはスマートに入れて欲しかった気がします。[地上波(字幕)] 7点(2023-02-08 09:34:22)《改行有》
3. 南極料理人
何となく観始めて、のほほんと熱中できて、最後まで楽しめました。
俳優陣のバランスが微妙に抜群で、飽きさせなかったように思います。
主人公の家族の、奥さんと娘さんの存在感が妙にリアルで活きていたのも魅力でした。
閉鎖された空間、職務を抱えた男どもの共同生活、そこで食べる楽しみにこだわった映画…ですが、でも、トイレがアレは本当!?
だとしたらかなりキツイなー。
あそこだけでも施設の改善を要求したいところです。
何となく、また観る映画だと思います。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-01 04:48:32)《改行有》
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