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プロフィール
コメント数 370
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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1.  修羅雪姫(1973) 《ネタバレ》 原作漫画は未読です。雪と血しぶき、怨歌とスポ根、その他もろもろを綯い交ぜにしたバイオレンスエンターテインメントです。話はいたってシンプルで、親の恨みを子が晴らすというもの。暗く重いテーマを一本真ん中に据え置きつつの、何でもやりたい放題。映像に対する細やかなこだわりと、大雑把で安っぽいケレン味溢れる演出とが同居しています。このメリハリを楽しめるかどうかが分かれ目でしょうか。終盤のめまぐるしい展開。そして最期の呻きと表情。なかなかいいですね。[DVD(字幕)] 6点(2024-05-08 19:28:22)

2.  キャリー(1976) 学園ものの要素、オカルトものの要素、ホラーものの要素、それぞれ素材が持っている味を生かしたまま、うまく組み合わせたことにより、シンプルにメリハリの利いた気持ちのよい仕上がりとなっていますね。基本、この時期のアメリカンなハイスクールは好きですよ。刷り込まれた実体のないイメージなのですが、懐かしさすら感じます。それにしても・・・いじめっ娘 かわいいよ いじめっ娘。キャシー かわいくないよ キャシー。[DVD(字幕)] 7点(2024-03-22 18:12:12)

3.  トラ・トラ・トラ! 《ネタバレ》 真珠湾攻撃に至るまでの日米の外交と軍の動きを史実に基づき再現した作品です。監督、脚本ともに日米両陣営が名を連ねており、この手の映画としては、珍しく公平で客観的な作品になっているようです。スポーツマンヒップにもっこったような、もとい、スポーツマンシップに則ったような、清々しさすら感じさせる戦争映画です。ただし、公平な視点と、史実を重視したために、登場人物がやたら多くなり、物語が散漫になっていると感じました。それぞれの立場における様々な思惑が同時に渦巻いて、事が進行していったのは間違いないのでしょうが、エンターテインメントとしてこれを魅せるのは、なかなか難しいものだと感じました。真珠湾攻撃のスペクタクルは圧巻の一言。ですが、途中に挟まる役者の演技シーンが別撮りで、これがどうも照明が明るすぎ、セットの軽さが強調されて、壮大な景色から浮いてしまっています。今ならばデジタル処理で後からいくらでもいじれるのでしょうが、当時の技術だとそうも行かず、致し方ないのでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-03-11 17:51:59)

4.  ハロウィン(1978) 《ネタバレ》 作品としては、アメリカのホラーと思えないくらい、すごく・・・地味です。おそらく、後の商業化成功により、作品のファーストフード化が進んでいくのでしょうが、この時点では、超スローフードと言ってもいいくらいですね。惨劇が起こるまでの間を引っ張る引っ張る。殺人鬼周りについては、一人称視点またはそれに近いカメラ位置にして、殺人鬼の近影を避けるとともに、息の荒い呼吸音を強調することで、詳細不明でなんだかわからないけど尋常でない感じを演出しています。一方、被害者周りについては、窓の外などの遠景でストーカー的に殺人鬼を神出鬼没に登場させるなど、即時的、即物的な恐怖よりも、わけのわからない気味悪さ、不気味さに重心を置いているように思えます。その点、日本的なホラーにも多少近しいところもあるような気がします。殺人鬼が被っているハロウィンマスクもスケキヨマスクに似てなくもないです。ただ、最終的には、話にひねりもないですし、視覚的な刺激も少なく、カタルシスもなければ、後に引き摺る恐ろしさもないです。[DVD(字幕)] 4点(2024-03-05 18:46:30)

5.  地獄の黙示録 《ネタバレ》 ベトナム戦争を扱った映画としては初期のものなので、戦場の地獄絵図のリアルな再現という意味では、後発の作品に譲るところもあるかと思いますが、それより何より、本作の戦場シーンは、幻想的で美しいです。本作は戦場での狂気をテーマにしていて、景色に狂気のフィルターをかませてあるのかも知れませんね。つくり過ぎだろうというくらい、絵づくりに余念がありません。テンガロンハットをかぶった現場指揮官の強烈なキャラが気に入りました。それに対して、主人公は、目を見開いてちょっと驚いているような、あっけにとられながらも何か言いたそうな口元などが、何とも言えない味わいのある可笑しさを醸し出しています。と、途中までは、すごくいいのですが、後半、フィクションが展開するにつれて、オカルト食が強まり、一気に嘘くさくなり、こちらのテンションも下がってしまいます。前半がよかっただけに、後半の失速が惜しいですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-02-26 19:13:50)

6.  ブルークリスマス 《ネタバレ》 たまたまUFOに出逢って、光線を浴びてしまうと、どういう訳だか、血の色が青くなってしまうという設定のSF作品です。血液中の鉄成分が銅成分に置き換わると青くなるそうで、イカ、タコ、エビ、カニの血液はこのタイプだそうです。このような設定下で、UFOの謎に遡及することはまったくせずに、ただひたすら、人間社会におけるリアクションを描いていきます。異質な者に対する恐怖心が隔離、排除、殲滅を招くという内容で、短絡的で、バカっぽい大筋なのですが、錚々たる役者を集めて、大真面目にやっていて、ディテール部分には丁寧にユーモアが込められているので、なかなか笑えて、そこそこ飽きません。特に仲代達也が海外で聞き込みをするところの、外国人達の全体的ににやけたリアクションは面白かったです。青い血の設定自体は、非常に鮮烈で強烈なものです。後の作品「エヴァンゲリオン」や「ラーゼフォン」では、明らかにそれとわかる形で設定を引き継ぎ、作品としてそれなりに昇華していますので、優秀な後続作品を導いたという意味で、評価したいですね。[DVD(字幕)] 5点(2024-02-22 17:59:04)

7.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 新幹線に速度が80km以下となると爆発する爆弾を仕掛けて、乗客を人質に身代金を要求する犯人グループ。それと対峙する警察および国鉄とが織りなすパニックサスペンスアクション。これだけのスケールの大きな娯楽大作は、日本映画では他に例がないんじゃないかと思う程です。そして、キャストも豪華。竜雷太や北大路欣也が若いのに驚きましたが、それ以上に渡辺文雄がインテリ二枚目でびっくりしました。食いしん坊ばんざい以降のイメージしかなかったので。当時の日本の特撮技術は、まだ相対的に優れていたこともあるのでしょうか。最前線のエンターテインメントを創っているという創り手達の自信と気概がひしと伝わってくる作品です。国鉄の司令室セットも出来が良く、適度にアナログでいい感じです。壁に張り巡らされた監視盤を双眼鏡で眺めてチェックするなど、なかなか風流です。内容的には、ハリウッド映画「スピード」と非常に類似しています。映像トリックもあることから、元ネタと言っても過言ではなさそうですね。「スピード」は、より一般受けしやすく、アクションも見栄えがして、それはそれで非常に上手くやっていると思いますよ。本作は日本人好みに、犯人側の心情描写であるとか、人質に対する倫理観であったりとか、結構複雑な後味が残る感じです。本作は、国内での興行は芳しくなかったのですが、国外、特にフランスで大ヒットしたらしいです。フランス語版では、犯人側の心情描写はすべてカットされ、ただの悪人になっていたというのが興味深いところですね。[DVD(字幕)] 8点(2024-02-09 17:41:08)

8.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 あまり奥行きが感じられない映像だと感じたのですが、精神病棟という外界から隔絶された奥行きのない世界にマッチしていると思いました。主演のジャック・ニコルソンがとてもナイスガイ。登場人物の中で最も整った顔立ちなのが意外。他の精神病患者たちの演技も過剰にならず、とてもリアルに感じられてすばらしいです。しかし、知的障害、言語障害に近い人から、幼児期のトラウマでパニック気味な人から、主人公のような、手が早いだけの人まで、問題児を何でもかんでも一緒くたに詰め込み過ぎですよね。雑な世界もあったもんだなあと。テーマとして、30年前だとインパクトがあったのでしょうが、複雑化した現代から振り返って見ると、ある意味問題が単純明快で平和だなと、逆に思ってしまうところがありますね。ぜんぜん平和じゃないけど。終盤の展開は、( ゜Д゜)ポカーン でした。[DVD(字幕)] 6点(2024-01-28 15:43:47)

9.  愛のコリーダ 《ネタバレ》 テーマがチンポコということもあり、とんだチンポコ映画になっています(いい意味でも悪い意味でも)。阿部定事件がモチーフになっています。最近のしおれた役柄を見慣れていたので、藤竜也が若くて威勢がいい角刈りで最初は気持ち悪かったのですが、それにはすぐに慣れて、だんだん可愛くさえ感じてきます。それと反比例して、主演女優が鬱陶しくなってきます。これは本当に残念なことで、申し訳なくさえ思うのですが、一瞬たりとも色気を感じることができませんでした。しゃべり方が大きいんでしょうかね。時代劇的女言葉が板に付いてなくて、すべての台詞が一本調子でべたぁっと間延びしていて、台詞が動作や感情と完全に分離してしまっているんですよね。意図してやっているか否かに関わらず、結果的に、とてつもない大根演技に見えてしまいます。その一方で藤竜也が、ほぼ現代語で緩急を付けて、自然な演技をしているので、余計それが目立ってしまって、どうしてこんな事になっているのかと、とても気になってしまいました。映像は海外を意識した日本的なものとなっており、丁寧につくられていて美しいです。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-10-31 18:48:24)

10.  ザ・メッセージ 《ネタバレ》 AD610年頃、イスラム教の開祖マホメット(ムハンマド)が、メッカの外れで山ごもりの最中に神の啓示を受けるところから、弟子や信者が弾圧を受け、メッカを離れ布教を進め、メッカの旧宗教勢力との武力闘争に打ち勝ち、メッカに帰還・凱旋するまでが描かれています。ほとんど馴染みのないイスラム教の初期の歴史について、わかりやすく映像化した貴重なものとなっています。ストーリーとしてひねりが期待されるような類のものではないので、わかりやすいのは何よりです。宗教上マホメットの映像化が許されていないため、マホメットは常に画面の外にいて、神秘的なBGMを流すことによってその存在を示すなどの工夫が面白いです。Wikipedia英語版によると、本作の監督であるムスタファ・アッカド(シリア系アメリカ人)は、ハリウッドでは製作資金が集められず、最終的に、リビアのカダフィ大佐が製作資金を提供したとのことです。制作費1千万ドルですから、結構な大作です。監督曰く、イスラム教について西洋でほとんど知られていないことに驚き、西洋に暮らすイスラム教徒として本作製作の義務感に駆られたとのことです。なるほど、イスラム教の教えは同じ一神教であるキリスト教の教えと大きな差はないと、作中で登場するキリスト教司教に言わせるなど、キリスト教徒が見ることを前提に、配慮した演出がなされているようです。アラビア語版が英語版と同時に製作されていますが、アラビア語版は中東向けにキャストと演出を変えているとのことです。見比べると面白いのでしょうが、こちらは簡単には入手できなさそうです。同監督は、後「ハロウィン」の製作総指揮などで知られますが、2005年、結婚式出席のため、ヨルダンの首都アンマンを訪れた際、自爆テロに巻き込まれ亡くなっています。[DVD(字幕)] 6点(2023-10-03 18:28:24)

11.  竜馬暗殺 《ネタバレ》 これまで原田芳雄に、坂本竜馬のイメージを見出したことがありませんでしたが、本作をみて、これほどまでにハマリ役があるものかと驚いてしまいました。中岡慎太郎の石橋蓮司は、まだ若さが残っていて、普通っぽさも若干残っていて、意外や意外に色っぽいんですよね。これにも驚きました。大筋の展開に関係ないような何気ないシーンが多いのですが、それが独特の間と深みを作り出しています。映像は、ザラつきの強いモノクロで時代がかった感じです。どのシーンも構図が考え抜かれていて、流れがいい。出来の悪い日本映画にありがちな所在ない感とは一切無縁です。[DVD(字幕)] 9点(2023-09-05 20:00:01)

12.  悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 理屈ではない異様さによる恐怖を演出する独特の美的感覚が冴えわたっています。悪キャラのキャラ付けがよくできていて、ホラーとユーモアの融合という意味では面白いのですが、悪キャラ達の静物ディテールに対する偏執的こだわりと、殺し方に対する無頓着とのギャップをどう評価すべきかは悩ましいところです。[DVD(字幕)] 6点(2023-09-05 19:51:42)

13.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 公開時は小学校低学年でしたので、劇場では見ていませんが、「たーたりじゃー」は、小学生の間でもやたら流行りました。テレビ放映を部分的かもしれませんが2回は見ています。また、5年ほど前に1回通して鑑賞してます。何回も見ているのですが、印象に残っているのは例の懐中電灯2つを頭に括り付けた大量殺人鬼と、化け物化した犯人に主人公が追っかけられるところくらいで、話の内容はあまり覚えていませんでした。さて、久しぶりに鑑賞して感じたのは、ロケーションへのこだわりです。入念にロケ地を選んで、日本の原風景と言える山村の景色をゆったりと映像に落とし込んでいるのが見て取れます。市川崑監督のシリーズと比べて外連味が少ないですが、スケールを感じさせるなかなかの力作です。ストーリーの方は、盛りだくさん過ぎて、一度見ただけでは整理がつきにくい感じです。村に伝わる祟りを利用した殺人事件と思わせて、その裏をかいてオカルトに仕立て上げたところは、考えてみるとかなり面白いのですが、なかなか伝わりづらい気がします。山崎努がやらかす殺人シーンは鮮烈なのですが、進行する殺人との関連が薄く、浮いてしまっているというか、最後オカルトとして繋がってくるのですが、それだけではどこかおさまりが悪く感じます。鍾乳洞から蝙蝠が大量に飛び出して、屋敷が炎に包まれる流れはイイと思ったのですが、落ち武者達がちょっと安っぽい感じがしなくもないです。本作は原作からかなり改変されているようなので、原作ではどうなっているか興味が出てきました。[DVD(字幕)] 6点(2023-08-29 18:59:25)

14.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 女子高校生役の池上季実子が、女子高校生仲間の大場久美子や神保美喜などを連れて伯母の家に遊びに行き、様々な怪奇現象に苛まれるというお話です。映画らしくない斬新な映像で、テンポがよく、面白いです。でもセットは安っぽくはなく意外としっかりとしています。池上季実子(当時18歳)の幼く甘ったるい女子高生役が、後年のちょっとキツイ感じのネーサン役になれていた身にはとても新鮮でした。終盤には妖艶な姿も見れて、そのギャップも良かったです。クンフー役もプリプリしていてよかったです(尻的な意味で)。[DVD(字幕)] 7点(2023-08-29 18:52:42)

15.  フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 麻薬捜査の話。ニューヨークの街の汚れた裏側の雰囲気がストレートに伝わってきます。リアルな暴力描写が特徴的なのですが、エンターテインメントとしては華があまり感じられません。キャラクターを立たせる描写も薄く、あまり感情移入することもなく、殺伐とした雰囲気は伝わってくるのですが、今一つ面白みに欠けるような気がします。[DVD(字幕)] 5点(2023-08-22 19:15:13)

16.  田園に死す 《ネタバレ》 鮮烈かつ強烈な映像イメージ。前衛的な舞台演劇的な記号は、人心に潜在する禍々しさを顕在化させつつ、日本的自然の深み広がりと融和して、何とも言えない郷愁をも誘います。現在の私を演じる菅貫太郎は、ピルロ風の二枚目で、画像も貼らずにの麻呂と同一人物とは思えませんでした。[DVD(字幕)] 8点(2023-08-03 20:09:30)

17.  惑星ソラリス 《ネタバレ》 冷たい水のような何かが、じわじわ、ひたひたと静かに体を侵食していくような感覚。どこか懐かしく不快感はない。原始のスープか?LCLか?[DVD(字幕)] 10点(2023-08-03 20:07:31)

18.  スティング 《ネタバレ》 30年代のシカゴを舞台に、仲間を殺された詐欺師が、ギャングのボスをはめるという話。入念なシナリオのもとに構築された大掛かりな仕掛けをドッキリカメラを見るような姿勢で見ていると、最後にはサプライズがあるというなかなか巧みな脚本です。痛快感を損なわずに終わるところがいいですね。[DVD(字幕)] 6点(2023-08-03 20:03:27)

19.  アギーレ/神の怒り 《ネタバレ》 時は16世紀中ごろの大航海時代。アンデスの急峻な山道を進む人の列。ポンチョを羽織い荷物を運ぶインディオ。鎧兜を身に着け、武器を手に進む男達。登山には全く相応しくないドレスを纏い、籠に担がれ運ばれる女性もちらほら。エルドラド(黄金郷)を目指しアンデスの秘境を探索するコンキスタドール(征服者)御一行の物語。客に媚びるようなエンターテインメント性は全くありません。厳しい自然や、原住民たちの神出鬼没な攻撃に苦しみながらも黄金郷を目指す侵略者たちの様子をカメラに収めています。人が数人死んでもおかしくない危険なロケの割に、淡々とした長回しで、手に汗握るような映像的臨場感が薄く、ちょっともったいなく感じてしまうところもありますが、過剰な演出がない分、リアリティを感じとれるのも事実で、この作品の味として受け入れることができます。終盤、筏にサルの群れが襲来するシーンは圧巻です。[DVD(字幕)] 6点(2023-07-10 19:15:12)

20.  アンドロメダ・・・ 《ネタバレ》 半世紀前のSF映画ですが、ハードウェアのデザインがモダンで素晴らしいです。機能がそのままデザインに反映され、デザインが機能を語っていた古き良き時代ですね。多少野暮ったくても味があります。特に宇宙服のような手術服には、「その発想はなかったわ」といたく感動しました。物々しいディテールの積み重ねにワクワクしながら見ていましたが、終わり方は随分とあっけなかったです。[DVD(字幕)] 8点(2023-07-06 18:40:45)

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