|
タイトル名 |
鬼が来た! |
レビュワー |
らんたろさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-01-13 04:14:39 |
変更日時 |
2003-01-13 04:14:39 |
レビュー内容 |
日本人と中国人とか、侵略する側される側とかそういうものを超えて、他人を理解することとは何かってのを考えさせられて、映画を見た後しばらく新宿の人ごみをふらふらしながら、この人たちはいったい何を考えてるのだろう・・・とか人ごみがちょっと怖くなりました。中国人と日本人の言葉の壁、文化の壁、立場の壁といった分かりやすいものだけでなくおそらく最後の惨劇につながるシーンでは心の底から宴を楽しむ日本兵たちと酒塚の間にもギャップはあったはずだし、酒塚にしても降伏した本国との間に納得行かないものを抱えていたはず。そしてそういったギャップから一瞬前まで分かり合えていたつもりの者たちが平気で殺しあえてしまう。実際に世界で起こっている悲劇ってのはそういうことなんだろうなぁとか考えさせてしまうほどの強いインパクトを持った作品でした。 |
|
らんたろ さんの 最近のクチコミ・感想
鬼が来た!のレビュー一覧を見る
|