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タイトル名 |
バーティカル・リミット |
レビュワー |
T・Oさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2001-11-02 15:20:23 |
変更日時 |
2001-11-02 15:20:23 |
レビュー内容 |
確かに迫力はあったし、ドキドキした。だけど、遭難者側に助かって欲しいと思える様な人間がいなかったのは、どうしたことだろう。ボーン(ビル・パクストン)は最低なヤツだし、アニ-(ロビン・タニ-)も、父の事故の際に、兄のピーター(クリス・オドネル)がとった行動を、非難し続ける。彼にとって、辛い決断だったはずだし、一番苦しんでいるのも彼だ。(ピーターは自分がとった行動は正しかったと主張しながらも、登山をやめた。それだけ彼は苦しんでいた。)アニ-はそんな兄を理解しない。腹が立った。そして、彼女は兄の制止を当然ながら聞かず、山に登り、リーダーであるトム(ニコラス・リー)が天候悪化の警告を受けて、登山を中止しようといった時に、自身の目標を達したいがために、「勇気ある撤退」を選ばず、ボーンに賛同した。プロの登山家として失格だ。そして、その身勝手さが、災いを招いた。だから、遭難者側には全く感情移入できず、それどころか「お前らなんか助からなくていい」とさえ思った。逆に、救助チーム側のほうが心配だった。そして、彼ら6人のうち、4人が犠牲になってしまった。アニ-が助かっても、全く嬉しくなかった。 |
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