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タイトル名 |
夏の嵐(1954) |
レビュワー |
やましんの巻さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-05-30 11:27:09 |
変更日時 |
2003-05-30 11:27:09 |
レビュー内容 |
個人的には、ヴィスコンティの最高傑作。いや、単に「傑作」と言ってしまってはあまりに味気ないな。これはこの巨匠が作り得た最高の「愛(について)」の映画と言い換えましょうか。全編にわたって人間の情念がうねり、息苦しいまでの官能に満ち満ちている。ラストのアリダ・ヴァリ扮するヒロインの眼差しに何も感じない者がいたとしたら、それは映画の敵であるばかりでなく、人としてももう一度出直してこい! と言ってあげるべきでしょう。ジャン・ルノワールの『黄金の馬車』と双璧を成す、狂おしいまでに偉大な真の「ドラマ」だと思います。 |
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