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タイトル名 |
パッチ・アダムス |
レビュワー |
やましんの巻さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2003-12-03 16:42:50 |
変更日時 |
2003-12-03 16:42:50 |
レビュー内容 |
この映画を絶賛する方々の気持ちも分かるし、否定する方々の言い分も理解できる気がする(ロビン・ウィリアムス大っ嫌いだから映画も嫌いとか言うのは、論外。小生も別に大好きな役者ってワケじゃないけど、彼が嫌いゆえに作品ケナすんなら、初めから見なければいいだけの問題では?)。個人的にはそんなに悪い出来の作品じゃないとは思うのだけど、この映画、カラダの病いに対しては”寛大”だけど、ココロの病いにはとてつもなく「偏見」をあらわにしているのが、どうしても気になるというか、悲しく指せられる…。精神病患者を笑い者にしたり、鬱病の青年を「アブナイ奴」どころか殺人者(!)に仕立てたり、よしんばそれが「実話」であろうと、こんな安易さで彼らの事を描くことは、ただ世間に「心を病む者=怖い人」と煽るだけじゃないか。で、犠牲になった主人公の恋人(彼女は、どうやら幼い頃に性的虐待を受けたらしい…)が、蝶々になったというあたりの展開は、メロドラマチックだからこそ余計にあの鬱病の青年を「悪者」として印象づけると、ぼくには思えました。くり返すけれど、出来映えは悪くない。だからこそ、作り手たちの「無知」と「安易さ」が残念です。 |
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