|
タイトル名 |
コラテラル |
レビュワー |
由布さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-11-06 23:51:26 |
変更日時 |
2004-11-06 23:51:26 |
レビュー内容 |
このムチャクチャで無理やりな設定のわりに眠くはならなかったのは、やはり役者の演技の賜物なんでしょうかね。最後は正義が勝つパターンに持っていくには、こんな設定にしなけりゃならないのかもしれないけど、嫌がる相手を巻き込むムチャクチャ度は、「ニック・オブ・タイム」に負けない無理やり感があって笑うしかないし、そもそも、仕事にケチがついてるってのにヴィンセント、おまえ、人の人生に説教垂れてる場合じゃないだろ? だいたい、この人、車運転出来ないのか? って、殺し屋のずさんさに、いちいち不満が出るのは、日本が生んだウルトラ・スーパー・ヒットマンのご長寿劇画を、未だに時々読んでいるせいかもね。それに、男と男の人生観のぶつかり合いを描くのなら、徹頭徹尾、貫いて欲しかった。はっきり言って、本作に女要らないっしょ。最後、ヴィンセントが孤独に死ぬのだとしても、マックスとの男としての意地の張り合いの末で、座席のあちらとこちらで座ってるのは、死んでいくヴィンセントと、この先の人生を思うマックスの沈黙だけにして欲しかったなぁ。トム・クルは、「俺はやるぜ!」みたいな気負いもなく、フォックスとのバランスも良かったと思うけど、いかんせん、設定のムチャクチャさが、それだけで補えるものではなかった。とにかく、もう少しやりようがあったろうにと、思った。それにしても、誰かジェイソン・ステイサム君に、もう少しいい役を! |
|
由布 さんの 最近のクチコミ・感想
コラテラルのレビュー一覧を見る
|