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タイトル名 |
トーチソング・トリロジー |
レビュワー |
由布さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-07-11 23:24:49 |
変更日時 |
2004-07-11 23:24:49 |
レビュー内容 |
珠玉の一作というけれど、これは、ほんとに珠玉の一作だった。ゲイを扱った映画は数々あれど、本作は、差別されるゲイの悲惨さを取り立てて感傷的に描くわけでもなく、ことさら感動的に盛り上げようという意図もなく、愛とは何か、家族とは何かということを、主人公を中心に淡々と描いていくだけである。にも関わらず、見終わった後は、ジーンとする。ただただ、ジーンとする。ファイアスティン=アーノルドとバンクラフト==母の対決シーンは、どこをとってのいいが、特に最後のやり取りは素晴らしい。「死者は失敗しないからね」というアーノルドの科白は、ありがちだけど、アラン=ブロデリックの残してくれた「忘れ形見」を守る為にも、現実の中で前向きに生きようとする姿勢を示している。でも、アランの亡くなり方は、気の毒だったなァ。それにしても、綺麗で可愛い若手の男優にとっては、こういう役は、やっぱり通過儀礼なんだろうか。マシューってば、とってもキュートだ。 |
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