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タイトル名 |
大いなる幻影(1999) |
レビュワー |
ぐるぐるさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2005-05-22 18:12:26 |
変更日時 |
2005-05-22 18:12:26 |
レビュー内容 |
この、2005年を舞台にした近未来(つってももう今年だけど)映画に描かれる日本の風景は、例えば目に見える程の大量に舞う花粉であったり、ほとんど日常と化した(!)犯罪や無気質な暴力であったりする。人間関係はますます希薄になり、人間とモノの境界すら曖昧になってしまったような印象を覚える。世界は静かに緩やかに壊れていくが、誰も何も出来ない(サチの職場の、2000年から壊れたまま放っておかれているコピー機が実に象徴的)。そんな世界、だたサッカーだけが、どこか空疎な熱狂を煽り、そして人々の対立をも生み出す・・・何だかイヤになっちゃうくらい「現代」が現れてる作品なのだ。 |
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