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タイトル名 |
自転車泥棒 |
レビュワー |
ぐるぐるさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-08-26 19:48:14 |
変更日時 |
2004-08-26 19:48:21 |
レビュー内容 |
あたしゃ、いわゆる「にわか」映画ファンなので、ネオ・レアリスモとかそーゆーのは分からん。分からんが、自転車を盗まれた者の気持ちは痛いくらい、それこそ「リアル」に、分かりすぎるくらい分かるぞ!自転車があればスイスイと走れた筈の道のりをトボトボと帰る惨めさ、自転車に乗る人々や街並を眺めながら「ああ、俺の自転車が盗まれた所で、世の中には何にも関係がないんだ・・・」と孤独感に苛まれ、怒りと絶望に包まれる感覚・・・大体、この作品のような、誰もが皆貧しく、生きていくのが精一杯という時代ならともかく、現代の日本において「ちょっと歩くのが面倒だから」とかいう理由で人の自転車を盗むなんてむしろ言語道断!窃盗罪なんて生ぬるい、いっそのこと死け・・・・・・え?論点が、ズレてる?・・・・・・スミマセン。
で、話を戻すと、子供の居ない僕にもこのお父さんの悲しさ、そして息子の健気さがヒシヒシと伝わってきて、とってもやるせない気持ちになりました。途中ブチ切れたお父さんが息子を邪険に扱って、でもすぐ後に後悔して探し回る所とか、皆さんが指摘されているラストで息子が父親にすがるシーンとか、いいやねえ。 |
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