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タイトル名 |
ガープの世界 |
レビュワー |
ぐるぐるさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-07-06 17:52:35 |
変更日時 |
2004-07-06 17:52:35 |
レビュー内容 |
いきなり個人的な思い出から。僕は元々田舎のボンヤリした高校生だったのだが、東京の大学に入って知り合った友人が皆自分より色んな事を知っているのにびっくりしてしまい、「こりゃあいかん!」とあせりまくりで、それからは本にしても音楽にしても映画にしても、自分が今まで手を出さなかったようなもの、自分を高めてくれそうなもの(←ミソジに入ってこういう事を言うのはかなり恥ずかしいぞ)を漁りまくっていた。で、そんな中手に取ったのがこの作品。映画を観たのが先か原作を読んだのが先か、もう忘れてしまったけど、確か村上春樹がアーヴィングを高く評価していて、だから「アーヴィング良いねえ」なんていうのが、ある種「オシャレな知性(笑)」みたいな風潮があったような気がする(或いは僕が勝手にそう思っていただけかもしんないけど)。んで、観てみて「んー、よく分からん、分からんが、分からんという事は、きっと凄いのであろう」という納得の仕方をしていた・・・それから十余年、【ミーハーおばちゃん】さんがこの作品をオススメされていたので久々に観てみた。驚く事にやっぱり良く分からん(笑)。ただ、鑑賞後の後味は爽やかだったし、それなりに感じるものもあった、と思う。フェミニズム的な事をモチーフにしながらも、これはきっと「人生いろいろ、でものんきに行こう」って事なんだな。多分この解釈は間違いなのだろうけど、自分としてはそれでいいやーと思う。 |
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