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タイトル名 |
パラノーマル・アクティビティ |
レビュワー |
あろえりーなさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-06-29 11:02:36 |
変更日時 |
2010-06-29 11:16:58 |
レビュー内容 |
なるほど。これ映画館で見たら確かに凄く怖そうだな。いや~、面白かった事は面白かったです。かなりの低予算であることは目に見えてわかるが、にもかかわらずこれだけ画面に観る者を惹き付けるのだから、その点は純粋に評価したい。ただ、見終わってよくよく考えてみると、たとえば劇中起こる出来事(ウィジャボードの件や悪魔が残した昔の写真)や、数回ほど登場した女友達など、結局ストーリーに全く伏線として機能していない。要するに、ワンアイデアだけで構築した作品だということだ。僕はブルーレイで鑑賞したのだが、まず最初に「劇場公開版」と「別エンディング版」のどちらを見るかを選択させられる。こういうのは映画として果たしてどうなのかと思ってしまう。こうやって結末を複数作ること自体に、この作品はワンアイデアだけの映画なんですよと自己主張してるようなものなのだ。実際、劇中起こる現象(悪魔に足を引きずられる、ケイティが夜中に数時間もずっと立ち尽くしている)などは見応えのあるシーンだが、ラストにはやはりがっくりきてしまう。もうちょっとなんとかならなかったのか。まぁ、いずれにせよ、もし自分がミカだったらどうしていただろう?という、自分に置き換える観点で作品を見るとそれなりにまた楽しいものがあったことも事実だ。女友達も来ていることだから、少なくともこのカップルは孤独ではない。あれだけひどいことを腹立たしい悪魔に連日起こされるのだから、もし自分がミカなら、友達を数十人呼んで、全員をあの寝室で寝かせ、一人ずつ交代で見張りをさせ、そして悪魔が来たと同時に全員で素っ裸になり悪魔の前ですっぽんぽんダンスでも踊っておもいっきり馬鹿にしてやろうと思う。そうすれば悪魔の野郎も辟易して、「こんな馬鹿どもを相手にしていてもしゃあないな、、、」と考え、違う人間のところに移っていくだろう。あ、余談だけど、「稲川淳二と見るパラノーマル・アクティビティ」ていう特典映像があったんだけど、稲川さん、最初から最後まで幽霊の話してましたね。この作品は、幽霊じゃなくて悪魔の話ですからね(笑)。 |
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