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タイトル名 |
ニュールンベルグ裁判 |
レビュワー |
あろえりーなさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2008-04-20 01:14:11 |
変更日時 |
2008-04-20 01:15:47 |
レビュー内容 |
なんと、上映時間は3時間だったんですね。見終わって2時間くらいの映画に思えたのに、これはびっくり。全く長さを感じませんでしたね。そう、この作品は文句無しに面白い。事実という混沌とした世界の中で、ある一面一面をチョイスして並べ立てていき、いいかわるいか札をつける。裁判とはそういうものです。絶対的不利な状況下でロルヌ弁護士のあの見事なまでの弁論!終盤、ヤニングは立ち上がり自ら罪人であると認める訳だが、もし彼が立ち上がらなかったら果たして裁判の行方はどうなっていたか、と考えざるをえない。果たして人間にとって普遍的な正義などあるのだろうか、真に公平な立場などあるのだろうか、罪の在処を明確に分け隔て出来るのか、この法廷劇で繰り広げられる様を見てると、人間とはつくづく根本誤謬な生き物であり、だからこそ完全なもの、正当なるものを追い求めるのだなぁという気がします。 |
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