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タイトル名 |
いとこ同志 |
レビュワー |
あろえりーなさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2017-11-21 18:52:29 |
変更日時 |
2017-11-21 18:53:18 |
レビュー内容 |
先日鑑賞した「狂った果実」を思い出しておりました。内容的には似通っている部分もあります。 米映画だと、「エデンの東」を思い出した。こう言う、血縁関係にある人が片一方はうまくいって片一方はうまくいかない、 比較し、落ち込むみたいなお話は映画で見る分には実に面白いですね。 ある種の、人間の相みたいなもんじゃないですか。 シャルルはとっても優しい真面目な性格の人で、いつも穏やかに、そして自分の内面を表に出さないタイプ。 なので表面的には地味な映画ですけど、彼の気持ちになって見てると鬱憤が溜まっていったんだろうなと。 そしてワーグナーの音楽が鳴り響くシーンはその辺がピークに達していましたね。 溜め込んでいる怒りが、ひしひしと滲み出ておりました。 後半はお色気シーンもちょっとだけあって、59年の映画でこれだと当時の客は色めいていたでしょうね。 そして救いようのないラスト。とことんまで突き放しちゃう、これが当時のヌーベルヴァーグと言うことでしょうか。 |
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