|
タイトル名 |
回路 |
レビュワー |
ドラえもんさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2001-02-25 00:03:46 |
変更日時 |
2001-02-25 00:03:46 |
レビュー内容 |
部屋に一人閉じこもって、まるで生活のすべてであるかの様にインターネットに没頭する若者たち。映画は、生きていながら死んでいるような、そんな彼らに対する批判あるいは皮肉を描いているともとれる。だから「繋がっているようで、繋がっていない」というセリフが妙に真実味を帯びてくるのである。どこまでが日常で、どこからが非日常とかいった境界が、ここには見当たらない。だからすべてが現実であり、すべてが夢のようでもある。終盤、上空を飛行機が炎を上げて突如出現し、やがて落下して爆発炎上を起こす。この予想外のスペクタクル・シーンは、数々の幽霊の描写(これがかなりリアルで怖い!)ともども、いつか見た夢の中に出てきたシーンと錯覚をおこす程、我々に不思議な感覚をもたらす。 |
|
ドラえもん さんの 最近のクチコミ・感想
回路のレビュー一覧を見る
|