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タイトル名 |
太陽の帝国(1987) |
レビュワー |
ドラえもんさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2001-03-09 23:28:45 |
変更日時 |
2001-03-09 23:28:45 |
レビュー内容 |
大人にとっては大変な悲劇である戦争でさえ、子供にとっては意外と胸ときめかすことだってある。この作品は今までのどの戦争映画とも違い、少年の視点で描いたところがユニークで、又、そこがいかにもスピルバーグらしい。捕虜となった上流階級育ちの少年が、日々の糧を得るため収容所で狡すっからく立ち回り、生きていくための処世術を身につけていく。この少年の嫌らしさこそ戦争が生んだ不幸の象徴で、ラスト、彼の変貌に気づかない母親に抱かれ、虚ろな目をした少年の表情が印象的だ。 |
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