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タイトル名 |
ロード・オブ・ザ・リング |
レビュワー |
オオカミさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2002-10-12 10:22:23 |
変更日時 |
2004-02-09 08:11:05 |
レビュー内容 |
私は20数年前に原作を先に読んでいます。その印象では、主人公はフロドであるはずだったけど、映画では完全にガンダルフでしたね。ニュージーランドロケの自然の美しさは大画面で観たら綺麗だったでしょうね(私はビデオだったので)。CG技術の進歩で、"中つ国"の世界が見事に再現されているとは思うのですが、原作があまりに長いので、映画の脚本は端折りすぎだなという印象が否めません。第一部の中では、個人的にはトム・ボンバディル(というより彼の奥さん)がお気に入りだったのですが、登場しなかったのは残念です。原作のストーリー展開を知っていると、なぜフロドが旅に出る気になったかの説明が不足していたような気がします。全体に画面が暗い部分では、オーク鬼やゴブリンとの戦いがよく見えなかったのも残念です。暗すぎてよくわからなかった(笑)。ところで、ガンダルフは生きています。決して死んでいません。パワーアップして帰ってきますから、お楽しみに(笑)。それにしても(←口癖(笑))、実際の"サー"や"ナイト"がたくさん出てくる作品ですね。イギリス人の原作だから、シェークスピア演劇の俳優が多く使われていたのでしょうか?ビルボ役のイアン・ホルムは「フロム・ヘル」を観ていたので、すぐにわかったのですが、ジョン・リス・デイビスはキャストを見るまでわかりませんでした(汗)。それを見てからもう一度ビデオを観直すと、確かに彼の声でした。でもあんなに大きな体の役者が、小さくなってしまうのだからCG技術は凄いですね。どなたかがホビットを"子供"と書いていらっしゃいましたが、あれで彼らは大人です。体が小さいだけで、精神も強いし、勇敢だし、一人前の戦士として戦える素質があるということが原作には表現されています。指輪を捨てに行く旅が続くので、どうしても第2部に続くために尻切れトンボの感が否めない終わり方なのが残念ですね。これでは8、9点はあげられません。ところで、ビルボに指輪をとられたのが"ゴクリ"だと思っていたのに、映画の字幕では違っていたのが、大きな違和感でした。最後になりますが、ボロミアの変節は見事に描かれていたと思います。 <2004年2月9日追記>「二つの塔」を観てからもう一度本作を見直すと、思ったより酷くないんだなという気がしてきましたが、いきなりこれだけを観たら、今ひとつかもしれませんね。 |
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