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タイトル名 |
ザ・メキシカン |
レビュワー |
ルクレツィアの娘さん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2004-05-23 21:47:58 |
変更日時 |
2004-05-26 23:48:33 |
レビュー内容 |
中身のない映画だった。救いようのない「バカップル」を、すでにいい年齢したブラット・ピットとジュリア・ロバーツが演じてるあたりで、すでにコケている。これは若い俳優がやるべき役だろう。コメディにもギャグにも徹しきれず、かといってシリアスでもミステリーでもなく、単なる「おバカ」な展開で転がっていく。大物俳優を使ったせいなのか、そもそもの企画が悪いのか知らないが、全然楽しめない映画だった。偽リロイとか、車に乗ってる犬とか、工夫を凝らしてるつもりなのかなぁ・・・・・・? ものすごく殺人シーンが多い映画だったので気分が悪い。せっかく出てきたジーン・ハックマンも陳腐なセリフを吐いてただけで、ショボかった。もったいない。ハリウッド界のトップクラスのギャラを支払って、こんな映画を作ってどうするんだよ、と言いたい。ただ、今までもブラッド・ピットに「知的」とか「洗練」とかいう言葉は無縁だと思っていたが、何かっていうと「今に見てろよー」と拳を天に突き上げる馬鹿キャラを、ここまで上手に演じられてしまうと、何だかブラット・ピットが可哀想になった。案外にドジで馬鹿でちょっぴり庇護欲をそそるようなキャラが、三十路を過ぎたブラピに十分ハマっていたのが、唯一の見所だったのかもしれない。一方、ジュリア・ロバーツがヒステリー女を演じると、かなり痛い。 |
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