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タイトル名 |
インファナル・アフェア |
レビュワー |
はがっちさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-03-21 19:27:31 |
変更日時 |
2004-03-21 19:27:31 |
レビュー内容 |
「正義と悪」という言葉の意味がわからなくなるくらい、見終わった後はとても複雑な気持ちになりました。この映画を見ているといろんな人間ドラマが描かれていて、登場人物のいろんな立場に立って考えることが出来る点が素晴しかったです。特にマフィアに潜入したトニー・レオン演じる潜入警察官に潜入命令を出し、どんなときも唯一彼を励まし続けた上司の警官が、ビルから落とされ自分が潜入捜査官であることを知る者がいなくなったというツライ状況になり、さらに追い討ちをかけるように全く反対の立場であり最期まで自分を信頼して車中で死んでいった仲間を見つめるトニー・レオンのシーンでは見ている私はトニー・レオン演じる警察官の複雑な気持ちを考えると涙が溢れ出してきました。マフィアに潜入している間は警察官でありながらも本当にファミリーを愛そうとしなければ正体がバレてしまうので、本当は嫌でも信頼を得るために悪事に手を染めてきた警察官が、いつのまにか少なからずとも仲間に対して本当の友情を抱いてしまうというところが大変見ていて心が痛くなりました。対する同じく潜入命令を受けたアンディ・ラウはラストを見ると彼に対してもかなり複雑な感情を私は抱いてしまいますが、結果的にどうしてもトニー・レオン演じる潜入捜査官よりになってしまう自分がいました。 |
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