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タイトル名 |
シラノ・ド・ベルジュラック(1990) |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2012-06-04 02:29:09 |
変更日時 |
2018-09-25 00:44:13 |
レビュー内容 |
仰々しい台詞回しを一気に通してしまうテンションの高さ、1つの場面を限界まで引っ張ることでもたらされる重量感。しかもそれを支える、美術、衣装、エキストラ、流れるカメラ。ドパルデューの芝居と周辺の技術陣がノーガードのバトルをしているような、壮絶な映像世界です。戦場のシーンは少し緩慢な気がしないでもないが、シラノの「さらば・・・ロクサーヌ」の一言がさらにドラマに激流をもたらし、そこから一気に飛ぶ14年後のシークエンスの説得力は異様。俳優陣の一言一言のやりとりに、言いようのない切迫感と終焉感があります。 |
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