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タイトル名 |
恋するベーカリー |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2024-07-09 00:52:34 |
変更日時 |
2024-07-09 00:53:14 |
レビュー内容 |
この監督の場合、どの作品のどの登場人物も「全員が」同じような感じなんですよね。判で押したような笑顔で、根っこはいい人で、でもちょっと悩んで見せたりして。しかも、世代も何も問わず、です。そんなわけであまり期待もしていなかったのですが、本作に関しては、とにかくストリープとボールドウィンを遠慮なく使い倒しまくったのが奇跡的にうまく働いて、それなりに見られる内容になっています。まあ、この2人におんぶに抱っことも言いますが。●一方で、横から出てくる男がスティーブ・マーティンって、こんな朴訥で実直で奥手な男性をこの人にやらせるのは、そりゃ無理ってもんでしょ。大体、彼が真剣におずおずと喋っているだけで、逆に笑いが止まりません。ハッパのくだりなんかは、この設定を生かしていよいよマーティン節炸裂か?と期待してしまいましたが、そんなことはありませんでした。匂いをごまかすあの一言(サービスで入れたのかな?)だけが救いでした。●ただ結局、進行はどこまでもヒロインに都合のいい展開ばかりで、途中からは、あれこれ悩んでいるというよりも、「2人の男から迫られるワタシって罪なオンナ♪」と自分に酔っているようにしか見えず、この辺がナンシー・マイヤーズの限界ですね。ああそれと、主人公の友人らしき3人組は、「こんなにシモの話まで明け透けにできるワタシ達って、やっぱり大親友♪」とそれぞれ自分上げをしているようにしか見えず、実に不快でした。早々に姿を消してくれたので、まだマシでしたが。 |
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