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タイトル名 |
必死剣 鳥刺し |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-05-06 23:58:40 |
変更日時 |
2013-05-06 23:58:40 |
レビュー内容 |
「鬼の爪」も「武士の一分」も最低な出来としか思わなかったので、これも期待していなかったんだけど、何と予想外に良い内容だった。●豊川悦司って、こんなに落ち着いた芝居をしてたっけ?と驚き。池脇千鶴って、こんな可憐なキャラクターを表現してたっけ?と驚き。冒頭にいきなりキーポイントの刃傷をずばり持ってきておいて、あとは本筋と回想を織り交ぜる構成も巧い。あと、あまり時代劇では注目されることのない、「閉門蟄居」の具体的作法をきちんと描写しているのもポイントが高い。●クライマックスはちょっとしつこいくらいなんだけど、緊張感は維持されているし、文字通り「必死」の状態を表すには、あれくらい必要なんですね。主題に忠実な表現です。●ああそれなのに、エンディングテーマはとにかく最悪。こんな使われ方をしたら、歌手の方がかえって迷惑なのではないかと思うが、そういうことは誰も考えなかったのかね。 |
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