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タイトル名 |
小さな命が呼ぶとき |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-05-13 00:19:13 |
変更日時 |
2015-05-13 00:19:58 |
レビュー内容 |
難病の存在をスタートとしながら、情緒に流れず、単なる苦労話に終わることもなく、作中の登場人物同様、まっすぐ目的に向かって作品が歩んでいる。ポイントは、薬品を製品として完成するための、ビジネスの側面や組織運営の側面に正面から向かっていること。その中で、主人公、博士、製薬会社の面々が、それぞれの立ち位置と間合いからぶつかり合っている。主人公は必要とあらば博士との決別も辞さないし、製薬会社の役員も、よくあるような金儲けだけ考えて終わりというようにはなっていない。だから、作品全体に力強さがみなぎっている。●作中、博士が60'sロックをがんがんにかけながら実験をするシーンがあるが、ラストでそれまでになかったような穏やかな笑みを浮かべる場面の挿入曲がクラプトンの"Change The World"というのは、ちゃんとシンクロしていて、気が利いてますね。 |
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