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タイトル名 |
おじいさんと草原の小学校 |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-05-15 04:02:50 |
変更日時 |
2015-05-15 04:02:50 |
レビュー内容 |
邦題は無意味にほのぼのしているが、作品が示すテーマは実に重い。侵略側と植民地、部族と部族、裕福層と貧困層、そういったさまざまな対立がもたらす毒素が凝縮され、最も弱い個人に落とし込まれていく。そんなことも学習の裏打ちとして盛り込まれている。ただ、校長が主人公を受け入れた動機は今ひとつ不明確で、「この人が熱心だから」「独立運動の犠牲者だから」という属人的要素が前に出ているような気がしてならない。ここはやはり、「どんな年齢の人も受け入れるのが、国家の教育体制そのものの維持発展であり、それがめぐって国民全員にプラスになる」という観点を打ち出してほしいところだった。 |
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