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タイトル名 |
デッドマン・ウォーキング |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-11-27 00:28:30 |
変更日時 |
2006-11-27 10:52:38 |
レビュー内容 |
死刑囚と贖罪という難しいテーマに正面から切り込んでいった制作者の姿勢は評価したいが、前半は突っ込み不足が明らかで、見ていてイライラした。コミュニケートが困難な相手に対する精神的な救済の第一歩は、まず辛抱強く「聞く」こと、その状況に相手を持って行くこと(「話させる」こと)から始まるはずなのだが、主人公はほとんどそれをしていない。他方、冤罪云々を伺わせる描写が出てくるが、これはテーマでも何でもないミスリードなのだから、かりに入れるとしても、もっと無理筋主張なのがはじめから明らかになる描写をすべきだった。また、遺族宅を訪問して話を聞いてみせるシーンがあるが、死刑囚のために動くべき立場の人間が目的を明示せずにそんなことをすべきではない(結果、当然のように遺族の一方とはトラブルになっている)。などなど、不満点はいろいろあるのですが、ラスト10分の緊張感溢れるシークエンスは非常に優れていたので+1点。 |
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