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タイトル名 |
あの日の声を探して |
レビュワー |
Oliasさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2020-08-16 00:54:33 |
変更日時 |
2020-08-16 00:54:33 |
レビュー内容 |
単純に物語として見た場合は、都合良すぎる場面が結構多くないか?というのが気にはなるのだが、それ以上にこの作品を成り立たせているのは、世界平和への最大逆行国家であるロシアへの怒り(2014年といえば、クリミア侵略の年でもありますね)。そして、無力というよりもやる気のない国際組織への徹底批判(「報告書が積まれるだけ」という台詞が中盤に登場して、会議の場面は本当にそれを体現している)。この視座が明確であるだけで、この作品は普遍的な価値を有している。また、皮肉さをちりばめながら一本の筋をすっとつなげるラストも見事。 |
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