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里見八犬伝(1983) - Oliasさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 里見八犬伝(1983)
レビュワー Oliasさん
点数 3点
投稿日時 2003-02-03 19:37:07
変更日時 2021-12-31 17:57:30
レビュー内容
頑張ってキャストを揃えた割にはあまり機能しておらず、本領発揮は、堅実なサポート役の寺田農の大角と、変性後の無表情演技がかえって美しい岡田奈々の浜路くらいじゃないか?千葉ちゃんの道節は、登場シーンでおおっと思うものの、その後はただみんなを「連れて行っているだけ」で、特段リーダーシップを発揮する場面がない。悦ちゃんの毛野はナイスなキャスティングのはずなのに、お着物のような衣装で、アクションもやりにくそう(何であんな衣装にしたの?)。目黒祐樹の素藤はメイクも衣装も決まっていながら、途中から台詞がどんどん一般人のそれになってしまっている。素藤はもっと人外感を出してくれないとね。夏木マリの玉梓(本当は船虫なのですが)はオーバーアクションで浮きまくり。ただ、31歳であの存在感は凄いかも。小分吾と荘助と現八は扱いがひどすぎ。大体、あれだけいわくありげに描いていた現八と悪四郎を最後に対戦させないってどういうことよ?以上、この種の「みんなで集合して団結して立ち向かう」式の話は、たとえ短時間ずつでも各登場人物の存在の意味をきちんと押さえて描かないと、面白み激減なのです。主演2人のラブロマンスものと勘違いして、そっちにシフトして作ってしまったのが敗因でした。
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