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タイトル名 |
キートンの警官騒動 |
レビュワー |
おっさんさんさんさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-02-22 02:36:48 |
変更日時 |
2004-12-24 15:01:13 |
レビュー内容 |
キートン映画は、どれを観てもいいものである。何故なら、そこにメッセージ性がないからである(もちろん、全くないわけではないのだろうが)。何もしていないはずのキートンが、濡れ衣で警官に追いかけられるという、実にシンプルなストーリーなのだが、キートンの人間離れしたアクションが作品にアクセントをつけている。何故追われているのか、きっと分かっていないであろうキートン。でも、逃げるとなれば天才的な才能を発揮する彼は、よくわけも分からず逃げ、そして逃げ切れてしまう(そう、彼はどの作品でも大抵1回は何かから逃げているのだ!)。まぁ、ここまではいつものキートン映画だ。しかし、ラストがだいぶ違っている。普段のキートン映画ならば、大抵ハッピーエンドで締めくくられる。女性と結ばれる、というパターンが一番多いように思われる。ところが、この作品ではどうか。好きな女性にはフラれ、警官には捕まると、踏んだり蹴ったりである。そして墓石に帽子という、なんともブラックなエンディングである。いつものキートン映画とは違うキートン映画を観たい人にはお薦めの1本である。 |
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