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タイトル名 |
栄光のル・マン |
レビュワー |
koshiさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2001-10-05 23:19:42 |
変更日時 |
2001-10-05 23:19:42 |
レビュー内容 |
「爆走2万哩」(超古)とか「グランプリ」とかモータースポーツ関係の映画はすぐ名前が出てくるくらいだから,決して多くはない。きっと専門的な知識・用語・技術等が多く,素材として扱いにくいのだろうか。極限状態に置かれた男の葛藤を描く点では戦争映画との共通項もあると思うが,もっともっと取り上げられるべきジャンルだと思う。徹底的にマシンのディテールを追ったカメラワークに,厳しいリアリズムの追求を見ることができるし,テルトルルージュからミュルザンヌ・ストレート(もしかしたら違う場所かも。自信はない)にかけてのアングルも魅せてくれる。メカニカルな素材の掘り下げこそ,この作品のテーマともいうべき,余りに過酷で非情な世界のリアルな再現なのか,と思った。そういう意味でも一般受けする作品ではない。安易なロマンスや取って付けたようなドラマとは全く遊離した世界である。 |
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