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タイトル名 |
笑の大学 |
レビュワー |
奥州亭三景さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-11-22 22:00:35 |
変更日時 |
2004-11-22 22:00:35 |
レビュー内容 |
あたしも、舞台を見たクチなんですが、舞台という閉塞された空間でのシチュエーション・コメディ(というかファルス)を映画化するという点で、三谷幸喜は3本の映画の脚本を書いているが、今回の映画が一番上手くいってない様に思いました。勿論、映画にした方が舞台で判らなかった部分とかもちゃんとフォローされてる訳ですけど、舞台だと、そこに演者の力量が問われてくる、こういう部分で役所広司は舞台での向坂役の西村雅彦がダブって見える程、見事なくらい嵌っていましたが、【恭人】さんと同じで、稲垣吾郎はミス・キャストだったとしか思えなかったです。やはり、映画・舞台での絶対的な経験差があって、”これが近藤芳正だったら・・”と思わず呟いてました。(舞台では椿役が近藤芳正でした)稲垣は三谷に似た感性を持った様な風貌があるだけに、演じきれなかった感じがあってとても残念です。 全体的には三谷的なこれまたちょっと見では判らないような演出が盛りだくさんで、あたしは面白かったのですが、残念ながら気付く人が相変わらず少ないですね。演出的には三谷のくどさというより監督の演出のくどさがだったのかなぁ、あたしは星護は名前しか知らなくてテレビでも見たことが無かったので判らないのですが、【恭人】さんと【あにやん】さん の言ってる事を受けると、なんとなく理解ができた気がします。
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