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タイトル名 |
千と千尋の神隠し |
レビュワー |
奥州亭三景さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2001-10-29 18:44:24 |
変更日時 |
2001-10-29 18:44:24 |
レビュー内容 |
まあまあかな。ファンタジーの出来としては完全なる宮崎ワールドですが、ファンタジーとしては「となりのトトロ」を越えられてないって感じがどうしてもしてしまいます。CGの使い方がディズニーアニメと違うのは表現方法の差だなぁとつくづく思いますね。リミテッドアニメ先進国の技はこんな所にも生きているか、と感じてます。役者も意外に良かったねぇ。特に菅原文太、夏木マリ、あとあまり出番が無いけど、内藤剛志と沢口靖子は良かった。たぶん(夏木マリ以外は)ドラマの演技をそのまま演出でさせてるんだろうなぁ。今回THXも使った様だけど、効果のあったのは本当に何箇所かだったよね。あれだけ中途半端にやるのならやらなかったほうが良かったのと違うかなぁ。しかし、相変わらずお説教っぽいところがあるよね。まぁ、どのジブリ宮崎作品にも言えるんだけど、やっぱりこの辺は相変わらずとしか言い様が無い。確かに大事な事かもしれないし、誰かが言わなくちゃいけない事なんだけども、ジブリはもう十分貢献したでしょ。もっと自由度の高い映画を作るべきだと思う。確かに宮崎駿が提供するアニメは質も高いし、演出も上手い。それが人気に繋がっているのだけれど、別にこの映画が最高かというとそうでは無いように思います。自由度ということでは「魔女の宅急便」以前とそれ以降のアニメでは前者のほうが自由度が高いと思う。折角自分のアトリエを持ってもジブリの経営者としての顔のが強いからこういう映画しか出来なくなっているんじゃないかなぁ。散々宮崎自信が言っている「壮大なスケールのスケールの小さい映画」を早く作って欲しいなぁ。たのむぜ、宮さん「毛虫の冒険」期待してるんだから、早く作って!! |
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