|
タイトル名 |
リバティ・バランスを射った男 |
レビュワー |
へちょちょさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-08-14 17:41:43 |
変更日時 |
2004-08-14 17:41:43 |
レビュー内容 |
最早この時点でのフォードのストーリーテリングの上手さは枯淡の域に達している。回想を巧みに用いながら、或る西部の伝説を解き明かしていく中で細部への演出にも抜かりが無い。フォード自らがこよなく愛し描いてきた西部劇そのものへの挽歌ともいうべき本作でのMVPはJ・ウェインでもJ・スチュワートでもなく、伝説の礎ともいうべき無法者リバティ・バランスを絶妙に演じたリー・マーヴィンだろう。彼の憎々しいまでの好演がなかったら作劇全てが”おじゃん”になっていただけに余計にそう思えてくる。難点は‥回想場面でのジミー扮するランスが全然若くないので「彼は…若いんだっ!!」と脳内補完しながらでないと今イチ回想話にのめりこめないコト。いっそ若い実力派男優を立ててダブルキャストで臨んで欲しかったかなぁ~。遺憾ながら2点マイナス。 |
|
へちょちょ さんの 最近のクチコミ・感想
リバティ・バランスを射った男のレビュー一覧を見る
|