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タイトル名 |
リーサル・ウェポン |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2012-06-09 16:51:24 |
変更日時 |
2012-06-09 16:51:24 |
レビュー内容 |
『マッドマックス』の中で、メル・ギブソンが一生懸命“走る”シーンがあって、このシーンが昔から大好きで、以来、オッチャンが映画の中で一生懸命走っていると妙に興奮するようになったのです。そしてこれまたメル・ギブソンというヒトが、映画の中でよく走っている、だから、彼こそは本物のアクションヒーローだと思う訳です。本作でも一生懸命走ってる。夜の街を、銃を肩にかけてひた走るクライマックスは、本当に名シーンだと思ってます。いやあ、今回久しぶりに観直してみて、うーん、正直、もっと長時間走ってた印象があったんだけどなあ(笑)。でもこの、ジョシュア追跡から、バス激突に至るまでのクライマックス、大好き。本作はその後シリーズになって、アクションはともかく内容はグダグダになっていっちゃうけど、さすがに記念すべき第一作、描写も丁寧。「片や家庭に恵まれたマイホームパパ」「片やトレーラーハウスに犬と住む汚い男」が、実はともに刑事で、コンビを組むことになるまでを、小気味よいテンポで見せてくれます。さらにはこの汚い男の方の鬱屈した内面を、ぶっ飛びの人物描写でもって、見事にアクション映画の主役の座に収めちゃう。刑事がアブナければ、犯人の方もアブナいヤツで、その結果展開されるのはハチャメチャな闘争劇。ハチャメチャだけど、巧みな描写が自然に我々を映画世界へと連れて行ってくれる。いや実際、いい映画だと思います、一作目があまりにも見事に描き切っちゃったもんで、2作目以降、やることがなくなっちゃったんだと思うのです
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