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タイトル名 |
ランボー3/怒りのアフガン |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2013-01-28 22:27:41 |
変更日時 |
2013-01-28 22:27:41 |
レビュー内容 |
ずいぶん以前に観て、あまり憶えていないという訳ではないのだけどそもそも憶えるべき内容が無い作品で、2度と観ることも無いだろうと思ってたのですが、1作目を観て大いに喜んだウチの子供たちが2作目3作目も見たがったもので……。ほら言わんこっちゃない、どっちも1作目ほど面白くはないんだよ。でもこの3作目、画期的だと思います。何しろ、今となっちゃ、汚点と言う以外に言いようの無い、この驚異のデタラメさ。“グリーンベレーの精鋭”という設定はどこへやら、マンガのような無謀さを連発し、ソバットを繰り出すランボーのカッチョ良さは、まさにプロレスラーのそれ。スタローン自身も、ただただ、体張ってます的なデスマッチ系スタントアクションを披露することのみに全エネルギーを注いでおり、その挙句にもはやストーリーもまるでまともに繋がっちゃいない、パッチワークのような思いつきの構成。クライマックスで戦車部隊を前にしたランボーとトラウトマン、新たな危機に「呆然とする」というより、どこか「手持無沙汰」に見えてしまう、繋がりの悪さと緊迫感の無さ。これだけアクション第一に徹して、中身を削ぎ落し、面白さすらも削ぎ落し、ある意味恥も外聞も投げ捨てたのは、これはこれで立派じゃないでしょうか、普通はマネできません。ただ、ここまでやってもラジー賞の受賞は容易ではない、のですね。厳しい世界ですね。主演男優賞だけはカタいですけれど。 |
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