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タイトル名 |
デス・プルーフ in グラインドハウス |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2009-08-11 15:38:00 |
変更日時 |
2009-08-11 15:38:00 |
レビュー内容 |
いままで以上に「単なる思い付き」っぽい映画ではあり、「勢いとノリで作っちゃいました」という弱点はあるのだけど、その勢いとノリが半端じゃ無いもんだから、やっぱり惚れ惚れしてしまいます。映画のかなりを占めるオネーチャン達のクダラナイ会話、ここではもちろん、中身よりも、そのヒップホップ的な音感と、まるでカメラ同士が会話するかのようなショットの生み出す、リズムにこそ意義が(中には、こういう会話の中身自体が好きな人もいるだろうけど)。狭い車中での会話を、このリズムが支えております。さらにはクライマックスのカーアクション&超絶スタントから、ラストの“オチ”にいたるまで、リズムがいいですね。ただし、“リズム過剰・中身なし”という点では、いささかミニマル・ミュージックに近い感覚があり、物足りなさがあるのも事実。「単なる思い付き」と言わせないような、一本筋の通った作品でもって、この勢いとノリが表現できれば、なあ。 ※私がDVDを観ているとカーチェイスの部分で子供がやってきて「コワいから止めよう」と言ってたのですが、ラストは2人で大喜びしました。大人から子供まで楽しめる作品です。ウソ。 |
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