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タイトル名 |
最後の特攻隊 |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2021-12-19 22:57:09 |
変更日時 |
2021-12-19 22:57:09 |
レビュー内容 |
冒頭、この物語は宇垣中将とは無関係です、みたいな但し書きが出てきて、すでに何だか煮え切らない印象。 誰のことも悪くは描きたくない、という気持ちはわからんでもないけど、全編にわたって、いい人ばかり登場し過ぎ、キレイごとを言い過ぎかと。もちろん自由な発言が許される状況ではないのだけど、それならそれで、無念を滲ませるような描写がもう少しあってもよさそうなもの。 「建もの探訪」氏に関わるエピソードには多少、そういう要素も織り込まれてはいますが(特に母との関係)、結局、自己犠牲の美談で丸め込んでしまう。 優等生顔の梅宮辰夫、これはさすがに喋りすぎでしょう。 このテーマを映画の題材に選んだ以上、やはり腹をくくって作品を作るべきだったのでは。 戦争を題材にした作品には、もっとむせ返るようなエネルギーと怒りを感じさせるものがあって、そういう作品と比べてしまうと、やはり無難さが目立ってしまいます。 ただ、空中戦におけるミニチュア撮影のクオリティの高さは、特筆モノだと思います。 |
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