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タイトル名 |
無頼漢(1970) |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2020-07-06 22:36:35 |
変更日時 |
2020-07-06 22:36:35 |
レビュー内容 |
多分に挫折感のあるオハナシな上に、途中には親殺しや子殺しなどという暗いテーマが絡んできたりもするのですが、その割には妙にアッケラカンとしてます。子殺しはともかく、親殺しの方はどこか、「どうせ殺したって死にゃあしない」みたいなところがあって。 「時には母のない子のように」なりたくっても、そう簡単には、なれやせぬ。 しかしそうは言っても基本的に、人というものは皆、死んでいく。謀反の企てが失敗して次々に命を落とす者があり、でも一歩離れて観りゃ、派手に夜空を染める打ち上げ花火と大差ない訳で。ただ、いつの世も人は死に続け、棺桶屋は棺桶を作り続ける・・・ というラストが、何だかキザで、ヤだな、と思わなくもないけれど、時代劇にジャズが流れたりするように、もともとこれは、ちょっとキザな映画。それもまた良し。 |
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